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▼クトゥルフ2015―宗教家 [特記]…支援者に対する〈信用〉に＋10% ▼特徴表 2-2【影が薄い】…生まれつき目立たない。〈忍び歩き〉および〈隠れる〉に+20% 4-10【夜に弱い】…夜にはすぐに眠くなる体質である。深夜0時を過ぎても活動しようとすれば、〈アイデア〉および〈知識〉ロールの成功の範囲がそれぞれ1/2となる。ただし、早起きが得意。5*10P→〈機械修理〉 ――― ▼通過シナリオ ・「SILENT」HO3 ※シナリオネタバレ有※ エセ宗教家。 神を信仰しているようで信仰していない人。 何かに縋ることを愚かだと馬鹿にしながら、本当は何かに縋りたくて仕方がない人。 【性格】 軽薄で冷徹で見栄っ張りで臆病な性格。人間が嫌い。 簡単に言えば、誰かに弱みを見せないように"強い"人間を振舞っている、弱い人間。 実際には世間一般で言えば、確かに"強い"人間に部類される方ではある。自身に自信があり、己の主張を人に伝えられ、確かな優秀さを身に纏っている。コミュニティも広く、当たり障りなく人との関係を築けており、何の悩みもなさそうに笑って生きていける。けれど、実際は何重にも心に壁を作って、深奥は晒さないように、犯されないようにしている。 人間が嫌い…というのも、信用をするのが怖いから。 性悪説に基づいた考えにより、人間は誰しもが"悪"から生まれ出でていると思っている。つまり、人は何かしらの下心や悪意が根底にあり、それによって言葉や行動を発していると考えている。いわゆる人の言葉を素直に受け取ることができない人間。 だが、そう思ってしまう自身の思考や感性もひどくねじ曲がっていることをきちんと理解しており、体裁や関係性の構築のために内心に留め、それを口に出したりすることはない。あくまでも、そう思ってしまうというだけ。「相手がこういう悪意を持っている」からこのような言葉を言ってきた、関係性を構築してきた、と先に考えておくことで、のちに何かが生じた際のダメージを軽減させるために予防線を張っているとも言い換えられる。………というのも理解している。己が面倒くさい人間の部類に入ることを理解していながらも、「そう生きるしかない」と自身の人生を肯定し、自身で自身のことを守ろうとしている男です。 あくまでも内面の話、自己の中で起こっている心情の推移なので、基本的には表にはそういった面は出さない。人を否定する考えを持ち合わせる男ではあるが、人を頭ごなしに否定することは良くないという道徳観は持ち合わせており、己の理性がある限りは模範的な人間の倫理思考で発する言葉は選ぶようにしている。 【過去】 幸せな家庭に生まれ育ち、そこそこ普通の生活を送っていた。 両親からの愛情を受け、友達との関係も良好であり、波風は時折起こる友人関係のいざこざに巻き込まれる程度であり、大きな事件はなかった。ただ間に挟まれ、いざこざを傍観する立場に置かれやすかったことから客観的視点を持つことに異様に特異を見出していた。 そんな中、高校生の夏に両親が新興宗教にハマってしまう。 「自身によりよい幸せを」「誰かとはちがう貴女の尊さ」 "自己と幸せ"に重きを置く、その宗教はいとも容易く家庭に入りこみ、そしておかしくしていった。サラリーマンと銀行員だった両親は仕事を辞め、新興宗教の幹部として生活を始めた。生活の中心には必ず"信仰"があり、家族は"信仰"なしでは成り立たなくなった。一度、おかしい、と変なものに巻き込むのはやめろ、と教団主に訴えたこともあったが、返ってきた言葉は「両親に今の言葉、私から伝えてあげましょうか」という緩やかな微笑みばかりであった。その言葉を絶対的な存在である教団主から伝えられれば、家族がどうなってしまうのか、など容易に想像がついた結果、自身の心を偽り、自身もまた教団の一員となることを誓う。 全ては一人にならないため。大切な家族に見捨てられないため。 そんなことを続けていたら、いつの間にか10数年程、時が経っていた。 人間の関係性の脆さも、幸せな時間が崩れることの容易さも、人間の悪意の醜さも何もかもを知り過ぎてしまった。黒に塗れ過ぎて、黒への異常なほどの理解とそれでも未だに蔓延る一般的な思考を持つ過去の自分が何とか自身の考えや行動を"一般人"に押し留めてくれている。 勿論、現在所属している教団に対して、何の感情も持っていないが…自身で何かを変えられる"強さ"は持っていないのでその場に留まり続けている。 口八丁で人を引き込むことを中心に働いており、何も思っていない神への信仰を口にするのももう慣れた。 そんなよくも分かりもしない人間の悪意によって歪めて作り出された神に縋り、救済を求める人間を愚かに思い、嫌悪しながらも、 もし、この世に本当に神がいるのであれば…自分を救ってほしい、と心のどこかでは思ってしまう人間。 本心と理性の間で板挟みになり、激情でありながらも理性の強さに己を律しているような……そんな感じの男です。 ▼組織名——リグリア教団（モチーフ:白鳥） ▽以下、AF・後遺症の一覧 ――― ▼不定 ～2012.3.21　幻覚―海産物を見ると異形の姿を思い出す。 ▼AF ▼後遺症

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