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「こんにちは。遺書を届けに参りました」（現代探索者遺書屋ベース） 玄八矢 閏（くろやぎ うるみ） 17歳。遺書屋という名の殺し屋。 一人称は俺。言葉遣いは基本的に敬語、というか滅多にため口にはならない。元々は優しく穏やかな人柄で兄弟や友達のことをよく気遣っていたが、例の一件以降人格が変わってしまった。目から光は消え、目的の為なら手段を選ばない、冷徹なリアリストになった。 自分の中で感情を制御しており、いかなる時も冷静な対応を心掛ける。 「そんなことをして、何の意味があるんですか？」 暇さえあれば本を読む本の虫であり、そのジャンルは多岐にわたるが特に好きなのは明治~昭和期の文豪たちの書いた小説や詩。そんな性分は今も変わらず風呂と寝るとき以外は必ず本を一冊持っている。 そんな偉人たちに憧れ、自分自身で小説を書いてみようとしたこともある。（誰にも見せたことはない） 「遺書屋」になった時、ちょうど制服とスクールカバンを持っていたから服はそのままそれを着ている。もしこれまでの殺しに男子中高生が混じっていたなら多分制服もらってる、着替えが欲しいので。 本を汚さないための手袋、色々なごみを捨てるためのポリ袋、糖分補給のポリ袋を常に持ち歩いている。 11歳のある日、一人の殺人鬼に家族を惨殺された。 家族は父、母、姉、兄、妹の大家族で、忙しいながらも幸せな日常を送っていた。これからもそう続くと思っていたことが、間違っていたのかもしれない。 自分だけが野暮用でコンビニに出かけていたその瞬間に殺人鬼に家に入られていた。偶然か、はたまた狙っての行為なのかはわからないが、どうして自分だけ生きているのかわからなくて頭が真っ白になった。 テーブルの上には夕食のブラウンシチューに焼いたフランスパン、それを囲み談笑していたはずの家族。数分前までの光景に代わって目にしたものは血が大量に飛び散り赤黒くなった冷めたシチュー、逃げる間も無く殺された父、反抗しようと包丁を手に取ったがそこでこと切れてしまった姉と兄、娘を守ろうとして共に死んだ母と妹の姿。そして、鉄錆の臭いの中に立つ殺人鬼の姿。 目の前に立っている人間が家族を殺した犯人だと確信した瞬間、閏の中に一つの目的が確立していた。 「絶対にこの殺人鬼を殺してやろう」 という目的が。 警察に通報することも考えたが、この殺人鬼が捕まって牢屋にぶち込まれて死刑になることを閏は望んではいないからそうはしなかった。 死刑なんかじゃなくて、こういうのは「殺した家族の生き残りが犯人を殺す」のが定石だろうと。当然、自分にはその権利があると。 ただ、今感情に任せて殺しにかかったとしても返り討ちにされるのは目に見えているから、もっと相手を観察して、隙と弱点をみつけるほうが確かだと判断したため、殺人鬼に対し「俺を一緒に連れていけ」と頼んだ。 不思議なことに、その殺人鬼はこの場で閏を殺すこともなければ、その頼みを承諾した。 何を考えているか全くわからないが、こうしてその殺人鬼と行動を共にすることとなった。 その後、6年たった現在もその殺人鬼と共に「遺書屋」を続けている。 それに伴い自分も殺し屋になったため、一応手段としてナイフの扱いを学んだ。力に自信がないため、急所を突く、不意をつく、などマイナスをカバーしている。 〇殺人鬼に対して 一生敬語。心開くこと多分ない。ビジネスライクな関係（だと閏は思っている）。実際は・・・しらん・・・ 殺し屋という仕事ぶりに対しては一目置いている。こんな人間が日本にはいるのか、世も末だな　とか思ったりなかったり。 初対面の時に発した「俺を連れていけ」が多分唯一のため口。 呼び方は〇〇さん、お前 不定: 14:強欲(裏)　献身：自己犠牲心が強くなる。善行、献身的な人間との関係が良くなり信用が10上昇するが、年収が2ランク低下する。６か月 15:傲慢(裏)　卑屈：鬱、意思決定力の欠如。INTかPOW-1、あるいは信用を10低下させる　３か月 誕生日 7/30 《ドロップアウトディスパイア》HO1 遺書屋　TRUEEND 2020/4/20

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