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　 「俺が一番かわいいから仕方ないなー」 葬儀屋を営む少年、ではなく青年。よく見間違えられるがれっきとした成人であり、本人は可愛いから仕方ないと自称する。 何事においてもおよそ死体のように表情が変わらないため、それが冗談なのか本気なのかは本人にしかわからない。 そしてその正体はある景色に取り憑かれ、フリーランスの治療行為の裏で人殺しを続ける殺人鬼である。 昔は大きな病院に勤める優秀な医者だったが、ある時医療ミスを起こして病を患った友人を死なせてしまった。 だがむしろそれこそ彼の転機だった。霊安室で静かに眠る友人の遺体を彼はあろうことか「美しい」と思ってしまったのである。 病院を辞職してから彼はその景色に取り憑かれて死を追い続けるようになり、死体を見るために葬儀屋になった。 ただそれでも足りなかった。だから彼はあの景色を求めて求めて、求め続けた末に死体を「作り出す」ようになった。 今でも彼はあの景色を、救えなかった友人の面影を追い続けている。彼の手元には何も残らず、本当は帰ってきてほしかったから。 隣にいる彼の夫あるいは子供、そしてそれに限りなく近い相棒。友人然り隣の彼然り、少々手の内に収めたがる独占癖がある。 職業参照：2010宗教家（説得→医学、オカルト→薬学）

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