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「光栄に思うといい。この僕、辰宮町支部のナンバー２、“ヴァイス・ヴァルト”の美麗・圧倒的・壮絶の白銀世界を目に出来ることを！」 「まったく無能だな貴様らは。やむを得まい、僕が説明してやろう」「まったくアホだな貴様らは、仕方が無い、僕も同行してやろう。感謝しろよ？」 「背の高さを弄るのをやめろ！僕はエリートだぞ！？」 学ランを来た小柄な男子中学生。性格は高慢で、尊大な態度を取りがち。しかし背が小さく、人付き合いはいいため、周囲から怖がられてはいない。 ねつきや他の支部員から何も認められていないのに、勝手に「辰宮町支部ナンバー２」を自称している。無駄に偉そう。なんなら支部長のねつきに対しても偉そう。 しかし「仕事のできるエリートだ」という自覚があるので仕事の指示には（なんやかんや言いつつも）素直に従う。 ねつきの指示で中学校に通っている。 氷でできた樹木を自分の体内や周囲の領域から生成し、氷の根や枝を操る能力を持つ。 本気で能力を解放した場合、（＜ディクタトル＞使用時）周囲に白銀の輝きを放つ“氷の森”が現れ、巨大な氷の大樹たちが敵を押し潰す。 風花と聖とは中学生になってから知り合った。 【過去】 幼少期、物心つく前から“氷の森”と呼ばれる空間に神隠しに遭う。 “氷の森”は生きた氷の樹木が密生する異空間である。「神隠しに遭い、迷い込んできた人間は二度と暖かさを得られぬまま凍死してしまう」と昔話や都市伝説の中で語られる場所だ。UGNではその存在と名前は確認しており、レネゲイドウィルスが関係していると推測し、調査を進めているが詳しいことは未だに分かっていない。 昴も神隠しに遭った。しかし、彼は凍死しなかった。代わりに、樹木達に「氷の種子」を体に埋め込まれ、両親や自分の生まれといったすべての記憶をなくし、現世に戻された。そうして何も分からないまま彷徨っていたところをねつきに保護された。 “氷の種子”は昴に“氷の森”を意図した場所に繋げ、その樹木を操る力を与えた。代償に、種子から生えた「氷の根」に体中を蝕まれることとなる。 昴が死亡するかジャーム化した場合、“氷の種子”は即座に昴の体を突き破り、周囲のすべてを氷の樹木で覆い、新たな“氷の森”として繁殖する。 この事実を支部の研究員から知らされた昴は、ショックを受けたものの、今は立ち直りUGNチルドレンとして任務に集中している…ように見える。

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