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クトゥルフ PC作成ツール
夏目虚(ナツメ ウツロ)
ID:3270210
MD:f6bf26219c8a259bef9a41ff003011b9
夏目虚(ナツメ ウツロ)
タグ:
海枯れ
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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CON
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APP
SIZ
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EDU
HP
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初期
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アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
ーーただ、この木の中に埋まっているのを、鑿や槌で掘り出すまでだ --まるで土の中から石を掘り出すもの --だから決して間違うはずがない 「決して…間違うはずが…」 「……………だめだ……もう…俺には無理だ…」 「周りの期待に応えるのも…自分を信じることも…やめてしまおう…疲れた」 「この作品が完成したとしても…見てくれる人は…もういない…」 「もう…後戻りできないところまで来てしまった」 「だからいっそ…いっそこのまま全部投げ捨ててしまえばいい」 「彫刻も、俺の命も」 夏目虚(ナツメウツロ)29歳 職業:彫刻家 夏目の家庭はすこし貧乏だった。父が事故で死んでからは母と二人暮らし。一人っ子の夏目を母親は愛情をこめて育てた。貧乏だったが、確かな幸せを掴んでいただろう。 夏目は小学生のころ、自分の机を彫ってからよく先生に怒られていた。ただ何度注意を受けてもやめられなかった。机を削り、文字や模様を刻むのが好きで、なんとなくやめられなかったのだ。 夏目の母は人間的にとてもいい人だった。家庭訪問で机を彫るという事を聞いてすぐに夏目のやりたいことを予想し、近場の彫刻師の仕事をみせにいった。自分の息子が気に入ったのをみてからなけなしの貯金をはたき道具一式を夏目に与えた。学校で迷惑をかけないように息子の部屋を作り、いろんなものを彫らせた。 夏目はその時に彫刻というものを知ったのだ。そしてそれにハマった。自分の仕事にしたいと思うほどに。それからはいろいろなものを彫る日々。動物、人、植物、最初は何を表したのか全く分からない作品も、徐々に形がぼんやりとわかるくらいには上達し、はっきりと表せるほどの腕前になっていく。高校を卒業するころには立派な作品も作れるようになり、コンテストに入賞を果たした。 やめたい、つまらない、と思うことはなかった。夏目は彫ることを楽しんでいた。一つの趣味として、自分はこれが天職なのだと心の底から考えていた。そして、それは夏目の母もそうだった。未来への不安はあるが、自分の息子を信じてみようと思った。 夏目はこの仕事でいつか母親に不自由ない生活を送らせるんだと意気込む。 そしてその考えは大成功と呼べただろう。夏目は彫刻家として名を馳せる。 だがしかし、彫刻家として食っていけるようになった27歳のころ、一つの不幸が舞い降りる。 夏目の母親が、病を患い倒れた。 余命はあと一年らしい。 ーーーーーーーーーーーーーー 母さんと会うのは何年ぶりだろうか。ずっと仕事尽くしで会えてなかった気がする。連絡もできない日々が続いて、今思えばもっと連絡すべきだったな…今更後悔しても遅いか…。 病室の扉を開き中に入るとそこには老婆がいた。俺の母親だ。もう60歳を超えていて、最後にあった日よりもより一層老けて見えてしまう。母さんは俺に気付くと手を振ってくる。 「母さん」 「虚じゃないかい、久しぶりだねぇ。元気だったかい」 「あぁ、うん、元気だった。母さんは…元気そうじゃないね」 「この有様だからね。虚、仕事はどうしたんだい、やめたかい?」 「やめてないよ。ちょっとお休みさせてもらっただけ。さすがに母さんが倒れたなんて連絡きて無視できるわけでもないし」 「嬉しいことを言ってくれるねぇ」 母さんは相変わらずだった。あと一年しか生きることができないのに、そんなことは知らないかのように、いつも通りで、その姿に安堵した。 母さんはしばらく微笑みながら俺を見据えた。 「虚、私は大丈夫だから、仕事に戻りなさい」 「…んなこといったって、母さん放置して仕事なんて」 「ここには私の世話をしてくれる人もいるし、特に不自由もない。虚がいたら確かにうれしいけど、あなたは自分の事をやって。私のために自分のことを蔑ろにする必要はないんだよ」 「でも……………」 「んー…わかった。じゃあ、私のためになにか彫ってくれないかい?」 「なにか…?」 「そうだねぇ…なんでもいい。私に、虚の作品を送っておくれ。死ぬ前に、あんたの作品を、この目で見てみたい」 「…わかった。なんでもいいんだな」 「ああ、そうだね。なんでもいい」 「わかった。約束する。絶対、絶対に見せる」 「ふふふ…楽しみにしておくよ」 ーーーーーーーーーーーーーーー 約束は守れなかった。 一年間自らの仕事と並行して母に送る作品を作ってきたが、どれも満足いくものにはならなかった。 そのまま、余命を半年残して、夏目の母親は死んだ。病の進行が普通より明らかにはやかったのだ。 夏目虚はそれから、なにも彫れなくなっていた。 彼は自分が彫刻をする目的を失った。彼は彫刻をする楽しみを失った。 今まで出来たことができなくなっていた。彼は母親のためにこの仕事をしていた。この仕事なら母親を喜ばすことができるし、有名になって沢山稼いで母親に不自由ない暮らしをさせることができる。そう思っていた。 そんな夏目の母親は死んだ。目的を見失った夏目に残されたのは駄作しか作れない日々だった。どれだけ彫っても、うまくいかない。そうしていくうちに徐々に夏目の名前も廃れていく。 夏目は徐々に絶望していった。そんな現実から目を背けるために、酒に溺れた。自分がそんなことをしていることに罪悪感と不快感を覚え始める。 俺はどうやって生きていけばいいのだろう。 どうして上手く作品を作れなくなってしまったのだろう。 俺はどうして彫刻家になったのだろう。 誰か教えてくれ。誰か助けてくれ。 彫刻家としての道を忘れた彼の生きる目的。 果たしてそんなもの、あるのだろうか。
※
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