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【芸術的才能】稽古事を小さいころに習っていたか、実用ブログなどで人気を博している。任意の<芸術>一つに［INT×3→42］%を加える。プレイヤーは音楽、著述などの専門分野を指定すること。 特記表：CON-1、ネット上でのうわさ話に対する<図書館>+20% 11か月　死に顔の幻覚 　裕福だった親の遺産と家でのほほんと暮らす男。常に幸せそうににこにこへらへらしてる。 　自宅の一階部分はカフェ仕様に改築されており、彼の気が向いた時だけ開店する。嵐だったり暑かったりするとすぐ閉まる。営業より料理研究に熱心で、ブログにはこまめに料理写真やレシピをアップしている。そちらの方が収入のメイン。 　研究に熱心で、どんな食材にも真剣に取り組む。残さず食べる。それが人間であろうと。 ---------------------------- 　生まれつき感情の起伏が薄い、どこかずれた子供だった。家族仲は良好だったが、学校ではそのせいで苛められることも多かった。しかし当の本人が何をされてもキョトンとしているため長続きはせず、そのうち「変な奴だが悪い奴じゃない」と受け入れられ、大きな問題はなく過ごしてきた。 　だから、育ち方や環境に問題があったわけじゃないのだろう。彼は「食べるために生じる事象」に一切の罪悪感を覚えなかった。自分が美味しそうだと思えば、普通は食さないものでも加工して口に入れた。学生時代に両親を亡くし、幼い妹は親戚に引き取られ、広い家で一人暮らしをするようになってからは猶更際限なく。 　自分が人の肉を好んで食していると気付いたのは、近所に住む可愛らしい女の子の血を慣れた動作で抜いているときだった。自分なりに礼を尽くした手紙を送って、泣き叫ぶ年下の友人を見て……ああもしかして、自分はおかしいのではないかと思った。だが分かったところでどうしよう？自分にはその倫理観がどうやら欠落していて、気付いた今もどうしてそれが許されないことなのか理解できない。 　どうしよう、の戸惑いは、やがて彼にとっての明確な解答を得た。復讐に身を窶した可哀そうな少年は、それを糧にしている間は生きる理由を得る。自分を心配し引っ張ってくれた友人は、この気狂いをひっ捕らえれば正真正銘正義のヒーローになれる。時間のかかる料理だ。彼は最後の瞬間まで、自分の死をどれだけ美味しく彩るか、彼らにとって至上の美味として消費されるためにはどう死ぬべきか、に心血を注ぐだろう。 大事な人：黒川 冥(白瀬 冥) 16歳 年の離れた妹。彼女が生まれてすぐに両親が事故で亡くなり、学生の逝則一人では世話ができないと、親戚に養子として引き取られた。 という経緯はあるが兄妹仲は良好で、時々会っては買い物や食事に行ったり、LINEで他愛ない話をしたり。仲良しな親戚のおじちゃんみたいな感じ。冥は自分が養子であることやその理由もすべて知らされている。 ちょっと頑固だけれど正義感の強い、普通の女子高生だった。今はもういない。 両下腿が切り取られたように無くなっており、車いす生活。

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