タグ： 紡命論

明るい性格だが、人の気持ちを考えたり、心に寄り添うのが苦手。 昔から努力をすることは苦ではなく、人と関わるのも好きだった。 しかし人の心や気持ちを考えるのが苦手だった。 最初にそれに気づいたのは小学生の頃、サッカークラブでの活動にて、持ち前の努力とストイックさのおかげで最少年でスタメン入りをする。 しかしそれを鼻にかけることも無く、明るい性格で同級生からは好かれていたが、それを良く思わない先輩も多くいた。 ある時「なんでお前がスタメンなんだろな」と、皮肉混じりに言わると、それに対しいつも通りの笑顔で、「先輩の努力が足りてないからですよ、なんで努力しないんですか？」とさも当然のように言う。松葉とってはその質問は不思議極まりなく、何故周りが凍りついたかなんて検討もつかなかった。 そしてそれがきっかけでいじめに合った。 人の心や感情に全く寄り添うことが出来ず、友人関係も長くは続かなかった。 上手くいかず傷つくも、なぜ自分が避けられるか分からない。人の気持ちは理解はできずとも、経験によってよく思われていないことは理解するため、初めは明るく素でいるが、徐々に人と関わらなくなる。 進級、進学に伴い幾度となく繰り返す。 そんな中幼い頃からいつも一緒にいたのは、幼馴染であり今の恋人である「村瀬 結衣」である。 彼女はHSPだった。人の感情に敏感過ぎるため、幼い頃からうつ病などの様々な精神病を患っていた。 人の心や感情を読めない自分と、人の感情に過敏過ぎる彼女。 正反対だが何故か一緒にいて居心地が良く、松葉にとって村瀬は人に興味が持てない自分の中で、唯一分かりたいと思える大切な存在であった。 村瀬の気持ちを分かろうと努力する。 そこから人の気持ちについて、心について、精神病について調べだし、持ち前の努力とストイックさでその道へと進む。 過去の経験や学ぶ中で、人の気持ちは単純だが難解であること。人の気持ちは簡単に移ろい、信じられる確固たるものは自分しかないという考えを自分の中で確立する。 自分をより自分として確立されるためにも、筋トレや勉強など、努力は惜しまなかった。 また心理学を学ぶ中で、少しづつではあるが行動に対してこんな感情、気持ちだろうな(もしくはこんな気持ちになるだろうな)と理解することはできるようになる。 ただし限定的である。 円滑なコミュニケーションができるように取り繕う努力をするのは、心理学を心得ているのにプラスしてもとの明るさもあってか割と上手くできるようになる。 患者さんにはとても優しい。 理由は心理学を心得ているのもあるが、村瀬という存在の影響も大きい。 努力もせずできないと言っている人が嫌い。(理解できないに近い) 逆に努力しているなと感じれば無意識に歩み寄ろうとする。 (上記の限定的にあたるもの) これは村瀬の努力している姿を見ていたのが根本にある。 昔から動物が好き。 自分に対して何を思っているか理解できないのが当たり前だから。 現在はカニを飼っている(両手のひらくらいのサイズ)。 かにバカ。 HO2とは同期でよくオススメの漢方を処方してもらう。 一緒に旅行に行く仲。 大学時代の実習から研修時代までちょくちょく被ってて顔見知りだったのが、実際に勤務先が同じになった。 彼の努力しているところは長い付き合いから分かるものであり、無意識に理解しようとするため付き合いができている。 村瀬 結衣 (むらせ ゆい) おっとりめの性格で、HSP。 人の感情に過敏すぎるため引きこもり、そこから様々な精神病を患う。 感情に疎い松葉は一緒にいて心地がとても良い。

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