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都会の大学に通う大学生。 頭がよくまじめだが自己主張が少なく、影の薄い学生として周りからは見られている。 人を尊敬することができない,性格を尊敬する人以外の下につけない面倒くさい性格をしている。 　 5/5 みかんが転がってくる ↓以下SS ......、駄目だな... 世界的に有名な教授だというから講義に来てみたものの、駄目だ。うちの大学の教授たちと同じだな。 いや、駄目だというのは誤解を生むか。内容はすばらしいし、話自体は面白い。その証拠に数少ない友達である隣の席の子は目を輝かせながら聞いている。 私が言っているのは人間性の話だ。 研究者としては一流なのだろうが所々に性格の悪さがにじみ出ている、駄目だ尊敬できない。こんな話だ。 面倒くさいことに私は能力、人格共に優れている人でないと尊敬できないのだ。 能力で優れている人は大勢いるがそういった人は決まって人格が破綻している。「天は二物を与えず」ということなのだろう。 というわけで私には尊敬する人がいない。 更に面倒くさいことに私は尊敬する人以外の下につきたくないのだ。 これは非常に面倒くさい。これのせいで内定をもらったのに就職先を選べないでいる。 人格まで求めてしまうのは同じ人間だからだ。もし、人間よりも上位の存在がいれば人格なんて関係なく従うのに......。 ...柄にもなくSFみたいなことを考えてしまった。 しかし案外この考えは間違ってないか？。もしかしたら私のような考えを持った古代の人が神様を作り出したのかもしれない。 まぁ、現代人である私は神様がいないことを知ってるから信じることはできないが。 なんてことを考えていたら講義が終わってしまった。 考え事をしながら聞いてただけだけど面白かったな　　と思いながら隣の席を見る。 いつの間にかマイフレンドが寝ている...、途中から一気に難しくなったからな。お前には過ぎた内容だったか... 爆睡しているマイフレンドをたたき起こし、帰り支度をする。 隣で頭を押さえているマイフレンドは今日も私の家に泊まりにくるのだろう。そして勝手にお酒やつまみをあけるのだろう。 本当に図々しい奴だ。私が甘やかしすぎた結果かもしれないが...。 まぁ、私のような考えすぎる性格の人間にはこんな何も考えていない奴の存在はありがたい。 いろいろ将来のことに対して不安はあるがそこはマイフレンドに倣って「そのときになったら考える」で行こう。 ..................................................................それでいいのか？こいつといるとドンドンダメ人間になっていく気がする...

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