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「おやおや、見知らぬ顔のお出ましだ。いらっしゃい、蓬莱の新芽に獏の夢、韴霊（フツノミタマ）の欠片まで、おまいさんが欲しいものは全部揃っているはずさ」 カノヨ街にある骨董屋「蛇目」の店主。いろんな妖怪の体の一部をもらっては、骨董の棚に並べている。時折オリジナルの薬を作ったりして遊んでいたりするとか、しないとか。「ちょいとそこの、そうそうおまいさん。少しで良い、その綺麗な毛先を分けておくれ」そんな甘い声に騙されると尻尾の毛がなくなったりするぞ、気を付けろ！！！！自分にある角が折れているのはちなみに自分の角も飾ってあるから。 「蛇足」という古事成語を体に表した妖怪。不必要なまでに身体を華美に彩り、不必要なまでに多くの目玉を有する。まさに蛇足が如く、幾重もの手足を揺らしながら楽しげに店の中から手を招く千手妖怪。 かくしてその正体は胴体不在の手負蛇。遥か昔、鵺の尾であったその蛇は依代である鵺を源頼政により討ち取られ、猪早太によって切り離された。揺れる小舟に母体を乗せて、荒波鴨川へと流されるも、鵺の尾だけは命辛々逃げ延びて、失った身体を補完しようと、鵺の尾は妖怪「手負蛇」となる。 夜も老ける巳の刻に、夜な夜な蛇の這いずる音がする。ある時は打ち捨てられた遺体を取り込み、またある時は敵と相なる鬼を呑み、そうして何百何千年、気づけば要らぬ身体に余計な手足。かつての母体、鵺と遜色のない姿まで上り詰める。だがまだまだ鵺にはなれぬ、今も彼は要らぬものをかき集め、とある街の端っこで、あれよあれよと過ぎ去る時間を謳歌する。懐中時計の刻む音、時経つ物の老いる音、すべてを楽しみ生きている。 名前の意味 荼毘…葬式では火葬の意味。鵺の蛇尾と母体の死をもじった名前 花…彼岸花の別名:蛇舌曲（蛇花）より。花言葉:転生、また会う日を楽しみに。自分じゃない自分に生まれ変わっているの意 1-4 おしゃれ　APP+1 たまこさんのPCの大家をしている。 「という設定はどうだろう、楽しんでくれているのなら何よりだ」 そんな男を演じる現代の男が1人、パソコンの前で笑う。この微笑みは彼がカノヨ街へ行く前の出来事。 男の名前:草赤　写恵（くすおか　じゃのめ） 27歳 職業:ハッカー 幼少の頃より体が弱くあまり外に出ることもなかった。本を読んだり誰かの話を聞いたり知識を自分の中にいれるのが好きだったため、つい学生の頃興味本位でとある政府や組織にハッキングを仕掛けていたらハッカーとしての自分の才能が開花。依頼があれば善悪問わずハッキングをして情報を提供している。 身体も弱く筋力もないので長時間行動することが難しい、なのでもう何年も自分のアジトから外に出ていない。最近の世の中は便利でボタン一つで欲しいものが届く。一人称は僕、友達がいない、そもそも友達なんていらないよ。そんな引きこもりハッカー。 荼毘花をああ言う性格にして構築したのは自分の代わりに誰かと交友できるようにしたため。またいろんな情報を混ぜ混ぜしたためにテクスチャと素材がごちゃ混ぜになってあんな姿になった。荼毘花と同じく知らない知識があることに不満がある、だからどんなことをしてでも情報は手に入れるしよく噛み砕いて納得するまで突き詰める。そんな感じのめんどくせーー男。 生還シナリオ　カノヨ街　And/Hand

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