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『狼』——あなたは狡猾である。 組織内のCNは「アダラ」。おおいぬ座の二等星。 「カフェ＆ダイニング　Fullmoon」を経営する傍ら、紹介のみの探偵業をしている。実際は、得た情報を使って金儲けや脅迫などを行う詐欺師のクズ。 外向きは丁寧な口調だが、慇懃無礼という方が似合っている。組織の仲間には砕けて話す。 「俺は紳士的な狼ですからねぇ。猫みたいに獲物で遊んだりしないんですよ。行くときはガブリと一口です」 「お待たせ、俺の愛しい子ブタちゃんたち！……いやいやいや、そんな怒らないでぇ！？ 子ブタかわいいでしょ！？ ヤギのが良かった？」 基本的にひどく嘘つき。虚言癖。いくつもの顔があるが、どれも本当の顔ではない。 自分自身に対しても嘘をつき続けるうえ、たまに嘘をつきすぎて人格がぶれるため、月の周期に合わせて自らにカウンセリング（自己暗示）をしている。（月は必ず雲の上に存在し、周期はズレることがないため。） 目立たないこと、痕跡を残さないことに固執している。 「組織」の仲間達に対しては、愛していると公言してはばからない。 一方、何かあったら「アダラ」という顔や人格ごと切り捨てるつもりでいるため、内心では情が湧かないように自制している。 本名は六木　星光（むつぎ　せいこう）。（北欧神話のロキ） 大企業社長の隠し子。秘密裏に生まれ、役所に出生届を出されず、世間から完全に隠されて育てられた。というのも、最初から跡取り息子へ臓器提供するために育てられていたらしい。健康であることだけが望まれ、教養などもろくに与えられなかった。 その時企業に潜入していた詐欺師が、彼の存在を見つける。詐欺師は、何を思ったかその子供を隠し場所から連れ出し、自分の手足としてあらゆる犯罪のノウハウを叩き込んだ。 身代わりの死から逃れた先。その企業や関係者から身を隠そうとしてるうちに、自分の痕跡を残すことに恐怖を感じるようになる。何者でもない自分、何者にでもなれる自分、透明な自分に固執している。 今は、師であった詐欺師も（たぶん）犯罪とは無関係の事故で亡くなっており、その男の名前を自分の本名としている。 身を隠しながら、それでも探偵や詐欺師を続けているのは、自分を生み出した企業を瓦解させ、両親を殺すため。育ての親は情報を残さなかった。 組織に身を置くのも、その実行力を得るため。これは復讐でもあり、完全に自分に繋がるものを抹消するためでもある。 技能は潜入・隠密に特化。変装が得意。不審がられた時のための言いくるめや心理学。 唯一、興味だけで学んだのが星のこと。育ての親に連れ出された時、生まれて初めて見た空は満点の星で満ちていた。ちょうど新月だったらしい。 「『月のない夜は気をつけろ』なんて、悪党御用達の捨て台詞がある。そして、月のない夜ほど、星は輝く。星はどれほど明るくても、こちらを照らし出すことはない。だから、星空の元は俺たちの世界だ。星は、俺たちみたいな犯罪者の味方なんだよ」 そう言われたことがきっかけだったような気がする。 偽名リスト 日辻　聡鳴（ヒツジ　ソウメイ）　：　喫茶店の店長。 大神　咬　：　裏社会向けの探偵。 ★HO1『狼』 組織の創設時からいる。あなたは狡猾である。 推奨技能：≪忍び歩き≫or≪隠れる≫、≪戦闘技能≫ ──あなたは警察上層部へのコネ或いは弱みを握っている。 汚職警官や詐欺師、探偵や便利屋など。 その為自由探索時、もとい特定のシーンにおいてある程度警察の援助を得ることが出来る。 また、事を荒立てず隠れて行動するのが上手い。 ≪忍び歩き≫≪隠れる≫に+20の補正が入る。 その分表立った争いは苦手だ。 ≪回避≫を除いた≪戦闘技能≫の上限値は50になる。 【騙し討ち】 これは戦闘ラウンド時、1人でも組織の仲間が参戦している場合宣言できる。 例え敵の目の前であっても仲間が作った隙を縫い、回避･受け流し不能の攻撃を行える。 自分のターン時≪忍び歩き≫or≪隠れる≫を行い、成功すれば任意の≪戦闘技能≫を2倍の数字でロール出来る。 拳銃などの1Rに複数回攻撃を行える技能の場合、最初の1発のみ適用される。 「かいぶつたちとマホラカルト」 以下ネタバレ！ 『狩り立てる恐怖の招来/従属』　今シナリオに登場した個体(『悪魔』)に限る。 　咆哮によって招来、『悪魔』の変身となる。 【通過シナリオ】 「Ready-made　BLACK」 ネタバレあり アーティファクト、「マヤ入り通信機」 自我をもって話しかけてくる。これを所持している間は、≪ナビゲート+30%≫≪回避+10%≫の補正が入る。 「チャイナ服でカジノする奴」 「インモラル・イミテーション」（KPC） 「Dual-Ballet」 3か月（3セッション）の間、CON-2 「壁からエビフライが生えてるんだが」

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