タグ： ざいちか 005

神宮寺グループという大手医療品メーカーの社長息子。次男。 この神宮寺グループというのは、昔から有名な企業であり、社長の座は代々長男が継ぐことになっている。だから彼は昔から肩身の狭い立場だった。 次男だから社長にはならないとはいえ、決して気楽だった訳ではなく、むしろ苦労が絶えなかった。兄のように賢く、また、兄より目立つことなく補佐として生きるよう教育されてきたのだ。彼がどれだけ学で秀でても、「兄が優秀なのだからお前ができるのは当然だ」と一蹴されてしまうような家庭だった。企業で開くパーティなどでは当然兄の引き立て役を担った。笑顔を絶やさない癖はこのせいかもしれない。 大学へ入学した頃には兄共々ほぼ社長としての能があり大変優秀であった。 しかし、ある日トラブルが起こった。兄が学内で不祥事を起こしたのである。それを聞いた両親は学校に圧力をかけ、兄の不祥事はお前がやったことにしろと言われ、彼は言われるがままに承知した。 しかし後日、彼は知ってしまうのだ。あの不祥事は彼を貶めるための兄の罠に過ぎなかったということを。兄にまんまと嵌められたのだ。 兄は昔から彼が嫌いだった。彼の方が優れていたから。自分より上に行くのではないかと不安に苛まれていた。だったら上に行く術を絶てばいい。そうして事を起こしたらしいのだ。 その事実に気付いた彼は、兄の望み通り会社から離れる決意をした。 「兄さんの目につかないように、僕から離れてあげよう。」 善意からではない。むしろ逆だ。こんな会社に縛られる可哀想な兄を嘲笑うためである。彼は呪縛から逃れる術を手に入れた。 卒業後、大学での兄の不祥事隠蔽等を盾に半ば脅すようにして両親に自身のための探偵事務所を"秘密裏"に構えさせた。秘密裏に構えることが可能だったのは、メディアに取り上げられるのは専ら兄ばかりで、彼が表舞台に立つことが希有だったからである。なので、大抵の人間は探偵事務所の探偵があの大企業の社長息子とは知らない。事務所を構える際に神宮寺グループと定期的に情報共有するという条件を呑んだおかげで、調査の際に神宮寺グループの権力を振るうことが可能である。彼としては使えるものはとことん使う、親の脛をしゃぶれるだけしゃぶってやろうといった感じなので、使うべきところだと思ったらとことん使う。 彼の探偵事務所は着々とその名を上げており、今ではそこそこ評判のいい事務所であるようだ。 [探偵の仕事] 貶められたことに気付いた彼は人の秘密や悪事を暴く仕事に就こうと考えた。弁護士や警察では駄目だった。ああいう公務員は権威に弱すぎる。もっとも、組織自体完全なる白と言えないというのは想像に難くない。独立した存在で弁護士や警察と同等かそれに類似した能力を持っている職――――探偵業が思い付いた。 仕事は基本単独で行っている。探偵事務所には彼の他に経理及び情報精査、並びに雑務等を努める付き人(幼少時より世話になっている教育係)が一人いる。人員を増やすことはもちろん可能なのだが、自身を知られると録なことにならないし、事務所内での自由が効かなくなるのが目に見えているので人を増やす予定はない。 誕生日:1/20 誕生花:キンセンカ 花言葉:別れの悲しみ、失望、忍ぶ恋 【通過シナリオ】 ・毒入りスープ ・新シキ世界 ・終わりなき病の処方箋(KPC) ・カタシロ ・錆びた命は夢に溺れる(KPC) ・愛欲に溺れろ ・心臓がちょっと早く動くだけ ・狂愛の檻にて愛を喰む(KPC) ・この関係性の名前は君と僕でいいだろ(KPC) ・宝石を食む(KPC) ・スーサイデッドメアリンク ・「あのね、」 ・学生服と君の幽霊 ・アンアンリ・ファンタスマゴリア ・この愛を君が知る頃に 【AF】 ・古びた鍵 夢の痕跡。想いの証。無くしてしまいそうな粗末なもの。一度だけPCがKPCに行う心理学に+50（その後はただの鍵になる）。※ 既存verでは、AFを使用するとKPCがPCの見た夢の内容を知ることになる。 ・ゆうぐれ遊園地のブレスレット 身につけているとき、KPCに対する精神分析、心理学の値に+10 ・霜桜のペアチャーム 幸運+10、ペアで持っている相手に対する心理学+10 【後遺症】 ・ロソプトルの慈愛夢 今後探索者と KPC が死亡し二人が転生する場合、輪廻転生するたびに必ず出会うことになる。転生先の互いが大切な存在であろうと犬猿の仲であろうと、今後必ず魂同士が結ばれ輪廻転生の輪の中で離れることはない。 ・神の化身 KPC はどこかの神の化身として今後生きていく。 継続する場合特に変動はないが、クトゥルフ神話技能+10 これは本体の記憶の一部を受け継いでいるからである。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ