タグ： かつどんの探索者

ㅤ ● 𝗣𝗥𝗢𝗙𝗜𝗟𝗘｜プロフィール ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　錫切 海鳴 - すずきり あまな 　❙ 17歳｜男｜廃品回収業者｜鈍と死命 　❙ ＜トライブ・メンバー＞＋＜古物収集家＞適用 ● 𝗣𝗘𝗥𝗦𝗢𝗡𝗔𝗟𝗜𝗧𝗬｜人物像 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ≡ 生立ち・現在 荷辺留町で生まれる。親代わりの藍弥（あいや）、兄のような同い年のような存在の空貫（あぬき）と三人で暮らしている。 生まれつき片脚が欠損して生まれた。それが理由かは不明だが生みの親に捨てられ、栄養失調状態で死にかけていたところを藍弥に拾われ一命を取り留める。こんな自分を拾ってくれた藍弥と兄弟同然に接してくれている空貫に心から感謝している。現在は自分で廃材から作った義足をつけ、支障なく日常生活を送っている。 ≡ 性格 兄の空貫とは対照的に落ち着いた性格。口調も大人っぽいが中身は年相応。警戒心が強く家族以外とは積極的に話をしないが、苦手なわけではなく安全のためにそうしている。オカルトっぽい話題が好きでよく町の人々の噂話を真に受けては毒電波やエイリアン襲来に用心している。家族のためにも堅実であろうと努めているが冒険心をくすぐられると弱く、欲に流されやすいところもある。 ≡ 容姿 跳ねた黒髪に、空貫の金の目と対になる青い目。空貫と血縁はないが兄弟のようだと言われる。暮らすうちに似たのかなと思っている。 昔した喧嘩で上側の犬歯が抜けたので差し歯をしている。噛み合わせが悪く寝ている時の歯軋りがひどい。 いつもバケツをかぶっている。政府の毒WiFi（何？）や火星人侵略による空襲（何？）に備えてのものだが、杖をつくために片手を空けておきたいだけでもある。背負っている杖兼つるはしは仕事道具で、スクラップ置き場を掻き回すのに重宝している。 ≡ 仕事 自分も何か家計の助けになることがしたいと思い立ち、廃品回収業者の手伝いを始めた。富裕層の出したごみの中からまだ使えるものをこっそり抜き取ったり、自分で廃墟や廃品置き場を回ってお金になりそうなスクラップを集めて換金している。手癖の悪さは雇い主にもばれているがご愛嬌で見逃してもらっている。 今の暮らしに不満があるわけではないし、家族と一緒にいられるなら十分幸せだとも感じているが、そんな大好きな家族だからこそもっといい暮らしをさせたいと日々少しずつ貯金を蓄えている。そういった堅実な側面もあるが博打っぽいところや浪漫的なところもあり、たまに宝くじを買っては後悔している。 ≡ 知識 藍弥の教育のおかげで一般教養と基礎的な考古学・歴史の知識を身につけた。拝金主義からか興味の方向がやや偏っており、とくに経済史や金・貨幣の歴史の話を聞くのが好き。藍弥が教えてくれる考古学や歴史、星の話から発展してオカルトや迷信にも興味を持っている。 全てのものが存在する・真実である前提で受け入れるため吸収能力が高い。地頭がややポンコツなので、興味のある話題ではどんな突拍子もない話でも簡単に信じる。嘘がつけないし嘘が見抜けない。徳川埋蔵金のことだけは誰がなんと言おうと本気で信じており、絶対に掘り当てると言って聞かない。まだ見つかってないってことはあるかもしれないってことだろ！掘り尽くされて「ないってわかってる」金鉱とは違うんだ！ ≡ 終末について 拾った新聞のコラムで読んだ。信頼性の高い資産である金の高騰の原因にはいくつかあるが、単純に金鉱が枯れてしまって希少性が高まっただけでなく、戦争・テロなどによる政情不安定などの地政学的な理由もあると。いつ戦争が起きてもおかしくない状態だということ。金だけでなく、化石燃料もレアメタルも何もかも、長きにわたって人々が貪ってきたこの星のすべての資源はもはやのこりわずかであること。人々の先の見えない不安は新聞いっぱいに小さな字で詰め込まれていた。分からない単語は持ち帰って藍弥に聞こうと思ったのに、この紙面の内容が二人に暗い顔をさせるかもしれないと思うと、手が勝手に新聞をゴミ箱に押し込んでいた。 息を引き取るようなゆるやかな破滅がどうしても避けられないのなら、可能な限り遠くの未来であってほしい。家族の笑顔を見るたびにそう思っている。 　好きなもの：金になるもの、夢のある迷信、経済史、工作、リサイクル、家族 　嫌いなもの：泥棒（同業者）、貧しさ、損、味の薄いもの ● 𝗗𝗜𝗔𝗟𝗢𝗚𝗨𝗘｜台詞例 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「海に成ると書いてあまな。藍弥が付けてくれた名前だ。あの人は数え切れないくらいのものを僕にくれたけど、その中でも一番大事なものだ」 「空貫……兄さんはちょっとぼんやりしてるところがあるけど、明るくてすごく優しい。いい人だ。僕はたいていのものは怖がらないけど、あの人に何かあったらと思うとすごく怖い」 「僕はお前ほど明るい性格じゃないからな。ときどきうらやましくなる」 「空貫、もったいないだろ！ まだ使えるじゃないか。ほら、ここをこうして直せば……動いた。……やめて。そんな大したことはしてない」 「藍弥、昨日の話の続きを聞かせてくれないか？ 」 「錬金術じゃ鉛から金が錬成できたんだろ？ すごい時代だ、僕も錬金術師に生まれたかった。え？ ほんとにできたわけじゃないのか？ 」 「ここが嫌いなわけじゃないが、例えば……そうだな。朝ごはんのパンにジャムを塗るのをためらわないでいられたらいいなって。僕じゃなくて、二人が」 「世界にある豊かさの量はきまっていて、僕らはそれを分け合うんじゃなくて奪い合ってきたんだ。現に、僕らの前を生きてきた人類は、少しだって僕らに残しておいてくれなかったわけだ。歴史が証言してる。……これはものの例えだが、戦争が起きても核シェルターに入れるのは生き残るのに見合う金をもった人間だけ。だったら僕は三人分の金を手に入れたい。どこかの知らない三人家族があぶれるとしてもだ」 ● 𝗡𝗔𝗠𝗘｜名前 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　錫 - 貴金属に類される金にくらべ貧金属と呼ばれる金属。加工が容易で人類史の最初期から利用されてきた。 　海 - 藍（青）・空と関連するように。 　鳴 - スズ鳴き現象。歯軋り。心臓の鳴動。 ● 𝗠𝗨𝗦𝗜𝗖｜イメージソング ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　❙ 心臓 / TOOBOE 　：https://youtu.be/pjkOB8rXs6E?si=y11e3v8oo691noGP 　❙ 心臓 / トーマ 　：https://www.uta-net.com/song/147556/ ● 𝗠𝗘𝗠𝗢｜メモ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　ハンス・クリスティアン・アンデルセン「しっかり者のすずの兵隊」 　：https://www.aozora.gr.jp/cards/000019/files/42379_21528.html 　錫、あおがね、青｜錫の兵隊と金箔の踊り子｜青い目と金の目 　溶かして固める、再利用する、再生する、生き返る、暖炉で燃え残る錫の心臓 　家族を守る誠実な兵士、一攫千金を夢見る無謀な冒険者 　ゴールドラッシュとエネルギー枯渇、金鉱と廃材の山、黄金狂時代と終末期 ㅤ

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