タグ： 旅をしてカエル(2話) HO4-2 バトラー 基本①② 上級 IC EA ウロボロス不可

【キーワード】 霞ヶ原支部／カフェ(本と雨宿り)　技術開発班班長(自称)　ロップス携帯化　七塚惣次(支部長)　七塚恋火(店長) システム担当　俺/僕　カレーライス　紅茶　雨が嫌い　知識は努力　負けず嫌い　運動は普通 ============================== チップス「Pro.バン　オ疲レ様デス。」海味「…俺はバンじゃないよ、チップス。」 チップス「失礼しました。Pro.カイ　オ疲レ様デス。」海味「…よろしく、チップス。」 ▼幼少期 母は海味が生まれてすぐにいなくなった。 貧しい生活ではあったが、愛情は沢山注がれていた。 けれどそれ以上に、自身の存在が与える父への負担に、罪悪感(申し訳なさ)を感じていた。 男手一つで育ててくれたそんな父親も、海味が中学に上がる直前に死んだ。 父親の死の直後、当てもなくフラフラと街を彷徨っていた海味は、誰かに路地裏に連れ込まれる女性を見つける。 街の暗闇へと吸い込まれる直前、その女性と目が合った。 ―助けて。　そう言われた気がした。 周囲に気を付けながら、静かに暗闇の路地へと入り込む。 そこで見つけたのは、今まさに襲われかけているあの女性と、彼女に襲い掛かる異形の怪物だった。 思わず声が漏れる。その声に気付いた怪物がぐるりと顔を向けた。 竦んだ脚は言うことを聞かない。 次の瞬間、怪物の一閃で海味の上半身は宙に舞った。激痛で叫ぼうとした海味の心臓に、怪物の拳が深く沈む。 弾け飛びかけた意識は、何故かギリギリで保たれていた。 薄ぼんやりとした意識と視界の中で、その怪物は揚々と女性を辱めていった。 母の失踪。父の死。自身の死。女性の声。怪物の笑い。眼前の目合い。 世の中は何て理不尽なのだろう。そして、何て無慈悲なのだろう。 海味の内で、何かが音を立てて壊れた気がした。 次に意識がハッキリとした時には、先程の怪物が足元で弾けていた。 父に買ってもらったエアガンが、右手に赤く染まり煙を吐いている。 傍でぐったりと横たわり、虚ろな目で呼吸していた女性に、自身の服をかける。 駆け付けたUGNによって2人は保護された。 事件処理も終了し、UGNへと勧誘された海味はその誘いを受ける。 チルドレンとして施設へ入った海味は、人と関わることを極端に避けた。 彼の友人は持ち運べる小さなノートPCであり、画面からの情報がアイだった。 そんな生活の中、1人の少年と出逢う。それが竹生　竹照だ。 最初は画面の中の情報の1つであり、電子の友人の1人だった。 出会いはゲーム。AIとの対戦プログラムと思っていたのが、ハッキングで入り込んでいた竹照だったのだ。 海味の固まった心に、竹照はずかずかと入り込んでいった。 幸か不幸かそれは次第に海味の心を解き、彼をゆっくりとニンゲンへと戻していった。 ▼青年期 高校、大学を卒業し、本格的にUGNの仕事を始めた海味は、竹照と共に霞ヶ原支部へと派遣された。 少人数で運営していた霧ヶ原支部、表向きはカフェを運営していた。 七塚らの計らいで、竹照と共に自身の研究室を持つことが出来た。以前よりデータ構築よりも機械修理などに興味の移っていた竹照と共同のものだが。 2人で1人の技術開発班班長と、互いに言い合うような仲だった2人だが、海味は気恥ずかしさからか、表向きは竹照に対してツンケンとしていた。 機械の竹照とデータの海味。ー彼らがいれば、どんな場面も”挽回”出来るー支部や界隈では密にバンカイ(挽回)コンビと呼ばれていた。 研究室は竹照の海味の個室でもあり(間仕切りを用意し、個室スペースを作成)、何より支部員の小さな休憩所でもあった。 七塚恋火の作った好物のカレーライスを味わいながら、彼女の悩みを聞くこともしばしば。 支部長である惣次からは、出不精の竹照に変わって、情報収集の為の派遣任務を任されることもあった。 竹照と出逢ってから、海味の元にも画面越しではないアイが沢山あったようだ。 けれど、それを伝えられる父はもういない。助けたあの女性は、噂で自殺したと聞いた。 自分の過去を見つめ直すのが怖いと、自身の過去情報は全て燃やした。 データとして保護されている海味の過去。彼の母親が竹照の母親でもあることを、2人は知らない。 ▼PC4(●●=チップス) ロイス:「●●という人物」 推奨感情 P:好奇心/N:猜疑心 ワークス/カヴァー プログラマーまたはハッカー/UGNエージェント あなたは露ヶ原支部の自称技術開発班班長である。ロップスの携帯化に成功してからというもの、あなたたちはずっと任務を共にしている。 今日も自身の仕事に取り組もうと研究室に向かう。するとロップスから通知音が。そこには「Case code:001213」という表示が。 疑問に首を傾けながら研究室に入るとそこには見慣れない人物がいた。　それは自らを●●と名乗ったのだった。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ