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臣史　古宵（おみひと　こよい） 中堅の公立高校に通う二年生。 家は旧家の分家でお金に余裕があり、立派な日本家屋に住む。 祖母、両親、兄と同居。父が中小企業の社長で母はその秘書。 古文や歴史に興味があり、日本だけにとどまらず世界各国の文献を読み漁る（現在は訳された物のみ）。 学校帰りに偶然見つけた成瀬の古書店には、週に二度は訪れる。 沙也が正式に雇われてから何とはなしに話すようになり、フランス語は成瀬、英語は沙也に教わりながら文献の幅を広げていくことが最近の楽しみ。 楽しみにしていたオムライスは危険な物質だった。 和日和(かのうひより)(みまこ氏)と間宮羊(まみやよう)(びねこ)と命からがら逃げ出した。 成瀬と高奈橋には大層心配され、スマホと防犯グッズを持たされるようになった。(俺の頼んだオムライスが動いてるんだが) 可愛らしい埴輪をベッド傍に飾る。 深傷を負ったあの攻撃が嘘のよう。どっと押し寄せる疲労に瞼が下がる。 狭まる視界の端で何かが動いた気がした。(はにわ研究所へようこそ)

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