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つばき たいよう 緑鳥 燕(みどり つばめ) 「誰も私を見ない。誰も私を暴かない。それでいい。それがいい。嘘だなんて分からなければ、それが真実になるのだから。」 「ああ、今日もいい天気。雨が頬を伝って気分がいいわ。傘なんて無粋な物、本当なら投げだしてしまいたいのに」 「華のように笑っている方が楽しくて綺麗でしょう？涙を流すときは、死の間際の歓喜のときだけでいいの。……それだけ。」 「僕の華は何色だろう。……悲しいね。どれが僕の本音なのか、今日も僕にはわからなかった」 一人称：私(僕)⇒俺 二人称：君(きみ)、〜(苗字)さん、HO4と江奈子のみ名前＋くん、ちゃん呼び 　　　　⇒～さん、～くん、呼び捨て ───────────────────── ▶︎年齢 　29歳 ▶︎職業 　なんでも屋 　⇒警視庁特務課第九班特殊部隊、通称【黒狛犬】所属秘密警察 ▶︎身長 　174cm ▶︎容姿 　首元まで伸びた艶やかな黒髪 　杜若色の瞳 ▶︎誕生日 　月日 ▶︎誕生色 / 色言葉 　 ▶︎誕生花 　 ▶︎花言葉 　 ▶︎イメージカラー 　紫 　ポジティブイメージ：神秘、高貴、優雅、感性 　ネガティブイメージ：不安定、下品、孤独、二面性 ▶︎好き 　腹にたまるものなら基本何でも好き ▶︎苦手 　その日によって変わる ▶︎性格 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ▽緑鳥 燕　時代 女装をして本当の自分の姿を偽っている。 発言は常に出鱈目で意味を持たない。数秒前に聞いた質問の答えが変わっていることなど当たり前。だって今の記憶のない空っぽの自分の好き嫌いなんてどれが本当だかわからないもの。 本音で他人と話すことに謎の抵抗感を持っているが、HO4と江奈子相手には時折”本音らしきもの”を零す。 それは決まって、周りに他の人間が居ない 2人とだけ一緒の時、そして眩いお天道が目を閉じた夜だけだ。 いつもの女性らしい口調は身を潜め、さ迷う子どものような危うい声でか細く呟く。 枕詞は決まってこうだ。「僕の華は何色だろう」。 華哭病について周りには「頭に挿している椿のかんざしは不思議な代物で、様々な匂いをさせるの」と噓をついている。 『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』 美人を称える時、人は良くこの言葉を口遊む。 芍薬はすらりと伸びた茎の先端に華麗な花を咲かせることから美しい女性が立っている姿のよう、 牡丹は枝分かれした横向きの枝に花をつけることから美しい女性が座っているよう、 百合は風を受けて揺れるさまから美しい女性が歩く姿のようだと。 日本語らしい優美さを含んだ芸の細やかな形容詞だけれど、僕には別の意味に聞こえてしまうのは、芍薬も牡丹も百合も生薬として使われる花だからだろうか。 ほら、毒と薬は紙一重というでしょう？ 綺麗な薔薇には棘がある、なんて言葉もある。 どうやら日本人は、花を『純粋な美しさの象徴』と象るのはお気に召さないらしい。 しかし人生とは、人間関係とは、生き物というものは、正しく違い無くその通りである。 上辺は綺麗に着飾れても腹の底は計り知れないし、そこに含まれる全てを察することなど出来はしない。 なぜなら、たとえ全てを察せたとしても、受け手の気分や捉え方次第で幾らでも歪んでしまうからだ。 自分の今日までの軌跡を覚えている人ですら難しいことなのだから、僕にはとても不可能でしょう？ 幾ら常人と同じように振る舞おうとしても、それはまがい者でしかない。 それならば、その努力は果たして努力するに値するのだろうか。 何も難しいことを言っているわけではない。 ただ、思い出したいだけなのだ。 自分が何者なのかということを。 「しかし　それが何よりも、僕の生における一番の難題なので御座います」 飛び方を忘れたツバメは、自分が鳥だということすら忘れ今日も自らの足で地面を駆ける。 当人がどれだけ楽しく幸せそうでも、傍からみれば滑稽以外のなにものでも無い。 (以下、原作より引用) 虚傲。懶惰。阿諛。狡猾。悪徳の巣。疲労。忿怒。殺意。我利我利。脆弱。欺瞞。病毒。 ごたごたと彼の胸をゆすぶった。言ってしまおうかと思った。わざとしょげかえってつぶやいた。 「ほんとうは、僕にも判らないのだよ。なにもかも原因のような気がして」 なんの、のんきなことがあるものか。 つねに絶望のとなりにいて、傷つき易い道化の華を風にもあてずつくっているこのもの悲しさを　君が判って呉れたならば！ ■不治の病─────────────── ◇華哭病(はななきびょう) 感情が高ぶるとフェロモンのように周りに華の匂いを振り撒く。その華は感情によって香りが変わる。 また、それに伴い瞳の色も変化する。 本人は無知のため気付いていないが、その時の感情と花言葉が結び付いている。 【青：通常時】アヤメ「高貴」「信頼」「幸せは必ず来る」 　　柔らかく落ち着きのある控えめな香り 【ピンク：嬉しい】　バラ「上品」「しとやか」「感謝」「温かい心」 　　甘く優雅で女性らしさを感じる香り 【赤：悲しい】　アネモネ「はかない恋」「恋の苦しみ」「見放された」「見捨てられた」 　　木のような瑞々しい柑橘系の香り 【黄色：不安】ユリ「偽り」「陽気」「不安」 　　甘くフローラルな香り 【オレンジ：絶望】マリーゴールド「下品な心」「絶望」「悲しみ」 　　ムスクやシダーウッドが印象的な、爽やかでほんのり甘さのある香り 【緑：愛しさ】アルストロメリア　「未来への憧れ」「持続」「エキゾチック」 　　甘く爽やかで、カーネーションに似た香り 【黒：怒り】クロユリ「呪い」「恋」 　　少しスパイシーな、けれどきつすぎない香り 【白：無】イベリス「無関心」「無頓着」 　　砂糖菓子のように甘く愛らしい香り 普段仲間と共にいるときや平常時の瞳は「高貴」や「信頼」の花言葉を持つ杜若色。 HO4や江奈子と共にいる時はその青紫は一層瑞々しく濃くなる。 ──────────────────── ■職業───────────────── ・暴力団組員(2015)ベース 職業技能：言いくるめ、隠す、芸術（刺青彫り、イカサマ）、心理学、値切り、目星 ＋次の技能から２つ選択：隠れる、こぶし/パンチ、キック、組みつき、武道（任意）、日本刀、ナイフ、拳銃 ⇒隠れる、拳銃を選択 また、芸術(刺青彫り、イカサマ)の部分を異能(道化の華)に変更 特記：EDU-1、STR+1 ──────────────────── ■特徴表──────────────── ・4-4　動物に嫌われる(D)　1d6=60pt 独特の佇まいのせいで、たいていの動物は探索者を見るなり威嚇してくる。 ・1-6　強固な意思 何事にも動じない強靭な精神の持ち主だ。 能力値POW及びSANは変動しないが、現在正気度ptに+5 ──────────────────── ■由来───────────────── ◇緑鳥 黒髪を褒める文言の中で有名な『緑』と『烏』から 「緑の黒髪」のことばの意味をGooの国語辞典で見れば「黒くつやのある女性の美しい髪」とあり、三省堂の大辞林第三版には「みどりの くろかみ 」の意味として「女性の髪をほめていう語。つやつやとした美しい黒髪」とある。 「カラスの濡れ羽色のような艶のある黒髪のこと」などと言い表すことも。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇燕 瞳の杜若色の別漢字【燕子花色】から ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇海石榴 中国での表記「海柘榴」から。「海の向こうから渡ってきた柘榴に似た花」が由来 また、原作の心中舞台である海の漢字を使用 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇大葉 『道化の華』主人公、大庭葉蔵（おおばようぞう）から ▽太陽 太陽系の中心をなす恒星。地球に光・熱を与え、万物をはぐくむものと、昔から見られてきた。天体としての日。 ──────────────────── ■イメソン─────────────── ♪道化の華 / Neul ♪ 造花であろうとした者 / 幽閉サテライト(senya) ───────────────────── ▼通過シナリオ 人間失覚殺人癖(HO3) ■秘匿───────────────── 人間失覚殺人癖 ▶共通HO 君たちは自殺愛好家の何でも屋である。 《イントロダクション》 路地裏のとあるバー。 閑古鳥の鳴く其の場所には、様々な人間がいる。 この世界に、特異能力が蔓延るようになったのはいつだっただろうか。 太陽が斜めに傾き、夜の帳が落ちた世界は特異による犯罪がのさばる。 君達は、所謂裏社会の人間……何でも屋だ。 今日も、また依頼者は扉を潜り、依頼の為の合言葉を告げる。 「人間失格」と。 【推奨技能】三大探索技能、戦闘技能 ▶HO3 道化の華 　貴方は堕落している、だから何も知らない 　【幻惑を見せる能力】を持つ 「ああ、もう僕を信ずるな。僕の言うことをひとことも信ずるな」 「不用意にもらす言葉こそ、ほんとうらしいものをふくんでいるのだ」 君は、不治の病を患っている。この病については、君が自由に創造していいものとする。 例については下記に記しておく。しかし、その病は一体いつから患っていたものだっただろうか。君はその病と併発して記憶障害も患っている。君はとても病弱という訳では無いのに、何でも屋として活動する以前の記憶が薄らいでいる。 ただ、君にはひとつ覚えていることがある。 君は、誰かと心中をして、そして君だけが助かったのだ。その誰かは覚えていない。 けれど君は共に心中したその人物に酷く罪悪感を抱いていた。それだけが鮮明に頭に残っている。 君は、自殺をしながらも気がつけば死を恐れていた。 生に執着するのではなく、ただ、死を恐れている。 だというのに自殺愛好であるからなのか、きっぱり辞めることはないだろう。 時折、君の身を案じて声をかけてくれる仲間がいる。 それがHO4と、坂口江奈子である。 HO4は荒事担当であり、君と共に仕事に出ることが多く、次に共になる回数が多いのは坂口である。 坂口のことは君にとって妹のような存在で、君もとても大切にしていることだろう。彼女は、何故か放っておけないのだ。 そして君は近頃奇妙な夢を見る。 その夢の内容が近頃巷を騒がせている「桜桃事件」と関連しているような気がしてならないのだ。 君の「無い記憶」の手がかりにもなるかもしれない。 君の目的は【記憶を取り戻すこと】である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 〈異能:道化の華〉について 成功すれば、如何なるものにも自分が望む幻惑を見せることが出来る。物によっては自身に負荷がかかってしまうが。 パソコンや書籍のような情報の宝庫に、この異能を使うことで君は他の人間が気づけないような物に気づくことが出来るかもしれない。 君の力は、索敵や諜報に向いている。時には戦闘の役にも立つ。例えば、仕事をする現場での冷静な分析を行ったり、と。 君の異能は相手に幻惑を見せることが出来る。そして真骨頂たる能力は、その効果だ。 発揮するのは人に限らず、物や異形にも作用する。 その力を上手く活用して情報収集をする、主な仕事はそれに近いだろう。 君は【探索系技能として〈異能:道化の華〉】 を取得することが出来る。初期値は 50。 また、加えて君は諜報を行うこともある。 それらの経験として〈変装〉〈隠れるまたは忍び歩き〉 〈コンピューター〉に+40 すること。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ▼〈坂口 江奈子〉 異能【夜長姫】 《巨大な木彫りの悍ましい怪物を召喚させて操る。この化け物に飲み込まれた身体は跡形もなく消えてしまう》 小柄で、恐らく組織の中の最年少であろう少女だが、並々ならぬ事情で組織に居るらしい。君からすれば妹のような存在だろう。君にとても懐いている。君もまた同様に彼女の面倒を見て大切にしているだろう。 ▼〈不治の病について〉 こちらは創作の病を作ることを勧める。 近いものを挙げるのであれば、花吐き病や鉱石病といったものである。 これは、見た目に反映してしまっても構わない。かつ、仲間にも事前に伝えることは止めることはしない。 しかし、記憶障害について伝えることは禁止する。 ▼〈夢について〉 君は時折夢を見る。 自身は只管に堕落をしていて、そして誰かの叱咤の声の中で、君は泣きながら「ごめんなさい」と言い続けているのだ。 君の手には潰れてしまったさくらんぼが握られているのだ。 君を叱咤するのは、一体誰なのだろうか。 ▼〈桜桃事件について〉 「桜桃事件」 君たちが住む町で頻発している不可解な異能者の連続自殺事件である。 大抵が恋愛沙汰が原因であることが多く、桜桃事件の由来は遺体の近くにさくらんぼがあることから、とされている。 さくらんぼは二つに分かれているのにも関わらず、果実部分は片割れしか存在していない奇妙な状態らしい。 ▼【HO3 HO4の共同事前情報】 君たちは、組織の中でも特に「戦闘向き」な人物であり所謂荒事のようなものは君たちが担当する。 君たちの他にもう一人、仕事に時折着いてくるメンバーがいる。 名前は坂口江奈子。最年少で小柄な少女でありながら、強力な異能を使う。 彼女は君たちに特になつき、甘えることが多い。 また、君たちは所謂「相棒」たる二人であるが　出会いはこの組織である。 君たちは、それ以前に出会ったことは無い。関係性は自由にしていい。 また、HO3とHO4に限っては事前に秘匿を開示することが可能な場合がある。全て公開できる訳では無いが。 加えて、PL間で勝手に行うのは禁止する。必ずKPを介して、許可を得て伝えること。 また、そのように秘匿のやり取りをしているということを口外したり公の場で話すことも禁止する。 これは君たちが相棒が故に与えられる特権なのだ。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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