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【パーソナルデータ】 ※深きものの混血児 4月21日生まれ 牡牛座 ?型 ■好きなこと 烈果、ピアノ、愛玩動物、攻撃魔術 ■嫌いなこと 鏡、両親、魚、女性の甲高い声 【人物像】 昼は有名医大に通い、夜はアルカナ学園に通っている金髪碧眼の青年。どちらも最高の成績を納めており、人望も厚く王子様のような扱いを受けている。烈果(PLろぎゅ)と仲が良く、よく近くに置いている。極たまに寮に備え付けてあるピアノを物憂げに演奏していることがあり、全生徒の中で話題を呼んでいるとか。 【エピソード】 ①彼は物心ついた時にはマサチューセッツ州にある貧しい孤児院におり、14歳までをそこで過ごした。床に置かれた冷たいスープ、黒板を引っ掻くような怒声。嫌な記憶だ。加えて彼は、自分の出自が全く分からぬことに恐れを抱いていた。それでも孤児院にあった古ぼけたピアノを弾いている時だけは、不思議と落ち着いた気持ちになれた。ピアノの音に母の安らぎを感じていたのかもしれない。 ②彼に転機が訪れる。アルカナ学園からの招待状だ。彼は、何故自分が推薦されたのか理解出来なかったが、入学して魔術を学んでいくとすぐに自分が優秀であることに気付いた。才能があったのだ。周りより優れていることに愉悦を感じた。きっと、自分でも分からぬこの血統が素晴らしいものだからだと思い、喜んだ。この出来事は、彼が両親のことを知りたいと思うには充分過ぎた。 ③アルカナ学園に入学して1年、寮に住み自由となった彼は、魔術師の家系やそれに纏わる文献を読み解き、遂に自分の両親が何処にいるのかを知ることとなる。彼は強い衝動に駆られた。自分の目で、深淵を讃えるようなこの青い眼で、それを確かめなければいけない。 ④彼は長期休暇を利用し、マサチューセッツ州にある港町、インスマスに向かった。親に会うためではない。穢れた血の化け物を殺すためだ。その夜、1体の魚のような化け物と1人の女性が共に焼死体となって見つかったという。 ⑤彼は2年生から名前を変えた。幸いアメリカでは姓名を変えることは珍しいことではなかったため、周りはすんなりと受け入れてくれた。彼は、自分は人間であることを名前に刻んだのだ。 Elfin Humid Ayntime =I am definitely human (私は紛れもなく人間だ) ⑥エルフィンは帰国後、自身の状態についても調べた。そこで自分があと数年で変容することを知り絶望するが、偶然にも同時期に、この学園にとてつもない力が封印されていることも知る。これを利用しない手はないと、この時期からエルフィンは下準備を始める。 ⑦アルカナ学園2年目から、エルフィンはけた外れの演技力によって教師や生徒を騙し、自分を見た目通りの優秀な生徒だと思わせた。取り入る隙を作るために。表の世界でも容姿と頭脳を駆使し、日本政治家の養子となり、医療の道を志した。医学を学ぶことは、この体の変容を止めるための可能性の一つと考えたからだ。 ⑧アルカナ学園3年目、眉目秀麗な彼には僻みや、色恋沙汰が付き纏うようになった。エルフィンはそれらを嫌い、スケープゴートとして傍に誰かを置くことを決めた。適任となる人材を探していた時に出会ったのが易捨烈果だ。劣等生で、色恋にも疎く、自身を犬だと言う彼女は理想の駒だった。 ⑨そして現在、下準備は整った。残された時間は少ない。エルフィンは目論見を実行する機会を伺っている。ここまでやってきたことは全て上手くいった。優等生の名に恥じない程に完璧だ。ただ一点、生まれて初めて気を許した易捨烈果という存在が、自分の中で予想以上に膨れ上がっているということを除いては…。 (余談) Elfin Humid Ayntime =Anytime Humid Elfin 意訳で｢常に湿っている妖精｣ =深きものの混血児 AF 獲得 『火くるみの連水晶』 ひとつの水晶がふたつに割れたかたちの水晶。 中にチカチカと燃える炎が入っている。 ふたつで一組になっている。 誰と対になった水晶を持っているかメモをしておくこと。 同じセッションに参加している場合のみ、一度だけ相手の SAN減少値の半分を請け負うことが可能。 一度使用すると砕けて消える。 卓へ持ち込みの際は KP に許可をとること。

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