タグ： 魔法少女卓 藤双樹 PC2 EA PE

【プロフィール】 　秘密結社ロンギヌス。 　“スフィア”に存在する言語で正確な発音は不可能なため、意訳を当てこう呼ばれている組織は『神殺し』を最終目標とした魔導師集団である。しかし侮ってはいけない。彼らは拝み屋のようなオカルティストとは一線を画した存在だ。 　ひとによって神の定義はさまざまであるが、彼らの場合は宇宙が誕生するまえの『無』を『有』に変え万物を創世した『創造主』と定義している。そして理論上ビックバンに至る、無が有へと変じる揺らぎの一点に飛ぶことができたのなら、創造主は確実にそこにいる、あるいは『ある』はず。 　彼らの目的はつまるところ其処に至り、万物を創造する何らかを支配下におさめることなのだ。現在あまたの世界が存在し未来にはすべからく崩壊し、過去には世界が生まれる前の無の時間軸が存在する以上、この根源とも呼べる座標は宗教というより数学的見地に基づいて確かに存在することになる。 　ロンギヌスは既に観測と計算によって根源へと至る魔法式の基礎理論構築を成し遂げているが、計算式が形になったからこそ明確に立ちはだかる、術式起動に必要な魔力の絶対的欠如という足止めを喰らっている。その量は文字通りの天文学的数値であり、世界ひとつを薪代わりにくべたところで足りるか怪しい。 　彼らが少しでも魔力を集めようと取る手段は往々にして無差別テロと呼ばれるものであり、また万が一その最終目標が成功すれば世界が崩壊しかねない危険があることから、時空管理局は彼らを界際犯罪組織として指名手配にしている。 　さて、ロンギヌスという集団の目標は神殺しであるが、メンバー個々人の目的となるとまた話が変わる。ある者は全世界の支配者となることを求め、ある者は神と呼ばれるほどの強者との戦闘を夢想し、またある者は創世を無かったことにしたあとの静寂を求めてと、その欲望は千差万別と言ってよい。 　オヒア・レフアという少女にとって、自身がロンギヌスに所属する動機は「神との邂逅」であった。 　彼女は誕生時に炎の魔力変換資質制御が暴走して母親を焼き殺し、妻を喪った父親に捨てられて以来ロンギヌスに所属している。彼女は神様とやらがいるのなら、聞いてみたいのだ。 　『本当にこのような世界でよかったのですか？』と。 　スフィアに伝わる神話曰く、神とやらはたった七日の突貫工事で天地を創造したらしい。なるほど、徹夜続きの深夜テンションで作成したにふさわしいポンコツな世界だ。それでも神はいったのだ。「これでいい。この世界は美しい」なんて。 　私もその美しい世界の一つなのかと。彼女は確かめたいのだ。 別シート：http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYmaKziwEM パスワード：fuyoudo

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