タグ： この小夜曲はいつか君へ じゃこ式 じゃこ式二 二万円家サブ

特徴表：急速な回復力、素早い 音楽な好きな一般男性。 中学の時からボカロ曲を趣味で作っていた。高校に入学して軽音楽部に入り、作詞作曲およびボーカルなどをしていた男。 自身が高校二年生の時に入部してきた顔の整った後輩に告白され、そこからずっとお付き合いをしていた彼女がいた。それが、二万円彗玲那だ。 彼女もまた音楽が好きで、一緒に歌ったり曲を作ったりして日々を過ごしていた。 高校を出てから普通の会社に入社して、普通の生活を送っていた。 彼女とはほどほどにまじめな性格やそれだと決めたらすぐに実行する性格などかなりウマの合うこともあり、彼が２２歳の時に将来を約束し合った。 あとは、自分に生活力がきっちりとついたときに改めてプロポーズさせてくれだなんて言ったりして、愛を育んでいた。 あの日までは。 今からおよそ2年前、弱冠23歳の若さで新規プロジェクトのリーダーに抜擢され、まじめな彼は頑張ろうと息巻いた。実際頑張った。 プロジェクトはなんとか成功、したようだった。 しかしその1年後、プロジェクトは破綻する。責任は全部リーダーに押し付けられる。そのプロジェクトの尻ぬぐいとしてはあまりにひどい仕打ちだった。会社はプロジェクト、そして彼ごと闇に葬り去る気だったようだ。 プロジェクトの運営ですでにほどほどに精神を弱らせていた彼には重圧過ぎた。 こんなことを、愛する彼女に追わせるわけにいかない。人一倍責任感の強い彼は、失踪することしか思いつかなかった。 愛する人の前から消えるという道を選んでしまい、失意に溺れ、かといって死ぬこともできず、街をさまよっているときに、運命の…というと神を恨みたくなるほどに悪意のある運命の出会いが起こる。 復讐代行を名乗る、新谷誠一との出会いだ。 彼の巧みな言葉使いと心を揺さぶられる魅力に、東雲は抗えなかった。 「全財産の3/4」を代償に、復讐を決意する。 全てが終わったとき、俺に勇気があったら、また彼女に会いに行こう。それまでは、会わないと決めた。 次に君に会うとき、君は笑ってまた俺と一緒に過ごしてくれるのだろうか。 彼女の口から奏でられる歌を、今日も彼は画面越しで聞いている。 「復讐が終わりました。」 そう、連絡がきた。新谷が、復讐を終えたのだ。これで、もう僕は自由なのだ。だが、この自由と裏腹に、自分の心には鎖が巻き付いているのを感じる。 「これで晴れればそれでいいでしょう。でも、覚えておいてください。”貴方は、復讐を望んだ”。私は代行したまでです。」 「この度はご依頼ありがとうございました。また何かありましたら、遠慮なくご連絡ください。」 「それでは。」 彼はそう言い、僕の前から立ち去った。 僕は、残されそこに一人。 ”復讐”の内容までは聞いていない。ただ、完了すれば、”すべてが消える”と聞いている。……消えるって、なんだろう。……きっと、これ以上考えてはいけないのだろう。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ