タグ： kazuya313

燃え盛る炎と煙で視界が悪い。 誰かの怒号、悲鳴。 鉄と血が混ざったような酷い臭い。 体を動かそうとするが動かない。左足が瓦礫の下敷きになっている。 目の前には一際大きな瓦礫。隙間から鮮血が滴っている。 ゆっくりと目を閉じる。意識がどんどん遠くなる。 思い出すことのできる一番古い記憶。 忘れたくても忘れることのできないトラウマ。 ５歳のころに爆破事故に巻き込まれ片足を失う。 死者数十名を出したとある施設の爆破事故から奇跡的に救助される。 その後懸命なリハビリの末、義足を装着することで日常生活に支障はない程度には回復した。 体が強くないことと、内気な性格から子供のころから本を読むのが好きなおとなしい子だった。 高3の時にネットに投稿した小説が出版社の人間の目に留まりメジャーデビューする。 愛や友情、成功や挫折を描いたヒューマンドラマが人気でぼちぼち売れている。 人が死ぬ話は嫌いで、登場人物が亡くなる物語は一度も書いたことがない。 メディアには一切顔を出さないミステリアスな存在のため熱狂的なファンがいるとか。 好きな色は白。 何者でもない色。何者にでもなれる色。 【追憶の花が咲く家】 相棒：ひーさん（PC1：親友） 呼び方：リュウ

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ