タグ： 早苗の愛しい子達

OPP12 寡黙でめんどくさがり屋。仕事は雪雫として活動しており、自分で描く気力が起こるか生活費が何もなくなった時にイラストを描いてお金を稼いでいる。元々イラストをずっと描いて暮らしていた彼女の唯一の楽しみであるといえるだろう。元々才能があったのと本職にしてからも絵を描き続け経験を積んだおかげで少し有償で絵を描くだけで相当な額を稼ぐことができる。 基本家に引きこもって毎日寝ている。普通人は2度寝3度寝したら目が冴えるてくるが彼女は何度寝してもすぐに眠りにつくことができる。なので3日4日寝て過ごしていることはざらである。そのため彼女は日付感覚が完全に狂っており、何かしらの手段で確認しない限り彼女が自力で日付を把握することが不可能である。更に食事も本当に生きているかと疑うレベルで食べない。いっつも寝ているため5日何も食べてないときがざらである。(お腹空いたから起きるときもあるがそれも2日3日してから)。ただ、彼女はそれでも寝続けている。その意味は………。 --------------------------------(ここから先R18描写も含まれます)-------------------------------- 彼女は…………いつも孤独だった。 彼女の母親は派手好きで、幼少期の頃母親の見栄のためだけに周りより顔が整っている彼女を毎日のように着せ替え人形として好きでもないおしゃれをやらされていた。 ……元々目立つことが嫌いな彼女にとってそれは苦痛でしかなかった ただ、彼女の母親は怒ると癇癪を起こし彼女を罵るのでもう彼女は………諦めていた しかし、そんな彼女の生活はある日突然終わりを告げる それは…………彼女の父親のリストラだった 元々仕事の効率も悪く社内評価も低かった彼女の父親が不況によってリストラにあうのは時間の問題であった しかし彼女の父親はそれが納得できず、前の職場に粘着し講義をし続け更には警察沙汰まで起こしたことが影響で彼女の父親の再就職はもちろん難しい状況となっていた そのストレスもあって彼女の父親は…………酒に溺れるようになっていた 毎日時間関係なく酒を飲み続けては毎日のように文句を怒鳴り声で垂れ流しては彼女の母親に暴力を振るっていた 更には派手好きで彼女の父親の給料を当てにしていた母親はパートで働き更にはバイトもいくつも掛け持ちしなければいけなかったためそんな父親の態度に酷く怒りを覚え母親も母親で父親のことを毎日のように罵っていた そんな2人の子どもな彼女は毎日のように両親の怒鳴り声を聞かされており彼女も日に日にストレスが溜まっていた 彼女に直接的な被害がないにせよ毎日のように聞かされる両親の怒声に嫌気がさした彼女は…………それを”聞かなくていい方法”を彼女なりに編み出した それは…………寝ることであった 幸い彼女の自室が設けられていた彼女は自室のドアの鍵をかけ、布団に包まっていれば元々入眠が速い彼女にとってすぐに寝ることができる環境になっていた その中で意識を無くすまで寝てしまえば…………あの忌々しい怒声も聞かなくて済む…………そう思うだけで彼女の心は満たされた。 その時から…………彼女は嫌なことがあれば寝る人になった。 ………そうすれば……………嫌なことから一時的に”逃げる”ことが出来たから。 -------------------------------- そんな彼女の学校生活は……普通とまではいかなくとも平和な日々を送っていた しかし、元々一人で絵を描くことが好きでずっと一人で過ごしてきた彼女を周りの人たちは不審に思い主に女子は彼女のことを避けていた ただ……人は所詮面食いばかりだ。 ずっと一人で暗い雰囲気醸し出している彼女も人と比べたら美人の部類に入るため小学生の時から一定数の男子にモテていた。 中学に入ってからは男子からよく告白されていた 当時の彼女は男性に対する不信感や恐怖感がなかったためあっさりと「ん。いいよ。付き合おうか？」と言って毎回あっさりとOKしていた しかし…………彼女の恋愛経験が浅い事と恋人関係になっていくら甘い言葉をかけるなどされても全く変わらない彼女の態度に嫌気が差されたため大体は1週間くらいで相手から振られるということが多くあった。 そんな生活が続いたある日…………高校2年になっても変わらない生活を送っていた彼女に悲劇が訪れる………… それは…………何度も告白されて付き合っては振られての生活を繰り返していた彼女の数えきれない元カレの中に所謂『学校一のイケメン』も存在していた 彼女はそんな彼でも変わらず接しており、相変わらず何も進展がなかったため彼のプライドはズタボロになっていた そんな彼の様子を見て嫉妬に狂った所謂『一軍女子』はとある行動に出る それは………… 女子たちの知り合いの不良男子たちに一軍女子たちは彼女を『再起不能になるまでブチ犯す』よう指示を出したのだ その依頼を喜んで受けた彼らは依頼を受けたその日のうちに放課後家まで帰宅しようとした彼女を裏路地のさらに奥まで攫い、彼女の純潔をあっさりと奪った 更にはそんな彼女の哀れな姿を嘲笑いながら動画にその様子を映していた いきなりの事で困惑していた彼女もしばらくヤられていた彼女は嫌でも今の状況を理解してしまうだろう いくら泣き叫んでも、抵抗してもやめられないどころか……………口封じに男の一物を交代で咥えさせられていた 痛い、苦しい、気持ち悪い、嫌だ、いやだ、イヤダ…………もう終わりにして欲しい、いっそのこと…………殺してほしい………… そこに快楽など一つもなく、只々苦痛な時間が約3日間にまで渡ってヤられていた やっと解放された彼女の状態はそれは酷いものであった ……………………何度も擦られヒリヒリ痛む膣、無理な体勢を何度もさせられバキバキになり動けなくなった身体、吸われ過ぎて根元から千切れじんじん痛む乳首、、、更には膣や口内を中心に体中に出された精液。 その精液の臭いや自分や他人の汗の臭いが重なって彼女は噎せ返りそうな思いになった。 ……………………また、このような状況に加え先程までヤられた記憶がフラッシュバックした彼女は………身体が動けない状態のまま…………嘔吐した ……………身体が動けなくなったまま嘔吐したせいで自分の吐瀉物が顔や身体に染み渡っていく その気持ち悪さで彼女は………………胃液が出切ってしまうまで…………………吐き続けた…………………… -------------------------------- あの状況から何とか帰宅したが…………彼女に待ち受けていた悲劇はこれだけではなかった あの事件から数週間後……………外に出て、歩いている男性を見るだけであの時の事件のことがフラッシュバックしてしまい………震えて何もできなくなってしまっていた 更に彼女に襲い掛かるのは…………原因不明の吐き気と嘔吐 流石に可笑しいと思った彼女が病院に行き受けた診断は………………… ””妊娠””であった あの時…………レイプされた時に………………孕まされたのだ…………………… それも無理がない。3日3晩犯されていれば寧ろ妊娠しないことの方がおかしい。 しかし…………彼女の母親は……………………その事実を許さなかった 自分の見栄に使えなくなった上寧ろ一緒に歩く穂が恥になってしまうような状態になった彼女を彼女の母親は……………許せなかった 中絶手術の手続きを半強制的にさせ、病院の帰りに彼女を今まで以上に罵り更には……………彼女が死ぬかどうかギリギリの状態まで何度も…………何度も何度も何度も何度も何度も何度も……………………首を絞めつけられた…………………… そして……………中絶手術が始まる前に学校を退学させ、退院した彼女を………………家から追い出した 流石に”元”高校生でバイトもさせていなかったため何もお金がなかった彼女を流石に放っておくと自分が罪に問われてしまうことを恐れてか最低限以下のお金を毎月仕送りした(送らなかった日もあるが) -------------------------------- ……………………家から追い出された母親がいつの間に手続したボロアパートに彼女は暮らすことになった 生活に必要なため買い出しに出なければならなかったが……………やはり男性を見てしまうと震えが止まらなくなってしまう症状はいくらたっても治らず、彼女は完全に………………家から一歩も外へ出られなくなってしまっていた 彼女は…………元々物欲もなく、食事も必要最低限しかとらなかったため最初の家具家電も含めて全て何とか通販で購入することにしていた PCが使える上に本当に物欲がなかったため必要最低限必要で且つ超安価なものを購入していっていた ……………………配達員が男性の時は震える身体で何とか対応した後、配達員が帰った後嘔吐することを何度も続けていた…… そんなことにも耐え、それでも母親からの仕送りだけでは何もできなかったため、幼少期から好きで前から描いていたイラストの有償依頼を引き受けるなどをして何とか収入源を確保していた 何とかやりくりをしながら暮らしていき1年後には一人暮らししていくには必要なものが全て家に揃う形となった それからが本当に最低限な食材や機材以外は何も買わなくてよくなったため、何時しか送られなくなった仕送りがなくても生活が出来るようにはなった しかし…………いくら一人で暮らそうが、何度寝して誤魔化そうとしようが……………………彼女は当時の事件のことがトラウマになっており、毎日のように悪夢に魘されていた 一人暮らしを始めた時は特にその悪夢を見るのが嫌で一睡も出来ない日なんてざらであった ……………………今では一人で防犯対策も人一倍しているお陰か多少は安心出来たのと、同じような悪夢に”慣れて”しまったことがあり今まで通り…………いや、今までよりも酷く眠るようになった そんな中でも、今も男性見る度に襲い掛かってくる嫌悪感、恐怖感、不信感に加え事件の記憶が一気に彼女を襲い、吐き気を催すことに悩まされ続けている あぁ……今なら分かる、”理解できてしまう” そう…………これは全て……………………当時彼女に嫉妬した女子たち、そして彼女の今までの彼氏となった人、そして…………自分の両親からの…………………… ””呪い””なのではないかと。 -------------------------------- 黒百合の花言葉→『呪い』

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