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【キャラ紹介】 　名前：紫葉　タクト（しば　たくと） 　性別：男性 　職業：公安（２０１０警察官） 　性格：おっとりとした話し方と行動をし、人当たりが良い、害のなさそうな青年。 　　　　特殊な生まれから、誰かの役に立つことに対して異常な執着を見せる。 　　　　誰でも仲良くしようとするが、本心かどうかは定かではない。 　　　　誰かと近くにいることを好み、夜寝る時は誰かと一緒ではないと眠れない。 　将来の夢：特になし 　誕生日：４月１日（エイプリルフールの日） 　趣味：誰かのそばにいること。 　習性；寝る時には誰かが居ないと眠れない。 　　　　以前は、街に居る人に話しかけて家にお邪魔していた。 　　　　最近は、志保の家にお邪魔することが多い。 　家族：両親（現在は刑務所） 　好物：とくになし。 　台詞：「ジャズ・ココイチです！今日から皆さんと一緒に頑張りますね！！」 　　　　「大丈夫ですか！？怪我してないですか、すぐに休めるところに行きましょう！」 　　　　「荷物持ちましょうか！？重くないですか！？」 【背景】 　タクトはカルト教「神明教」の教祖と信者の間に生まれた子供だ。 　人間らしからぬ雰囲気を持つ容姿から、神の生まれ変わりとすら言われてきた。 　物心ついたときから、教祖である父に、人の心を掴むための対人能力について英才教育を受けている。 　「お前は選ばれた人間だから、皆を導け。皆の役に立て」 　将来の教祖として成り立たせるために、父が良く言っていたセリフだ。 　 　タクトが高校生になった時、「神明教」は大規模カルト集団へと進化し、世間への発言力すら有するほどになった。 　勿論、ここまで成功した理由は、タクトの容姿と話術によるところも大きい。 　だが、その力のおかげで、学校でもタクトは相談を受けてくれる人気者として地位を築いていた。 　そんな中、タクトの同級生（南　志保）から「神明教」の悪い噂を相談される。 　彼女の両親が怪しいカルト集団に騙され、一家がバラバラの危機だということだ。 　自身の関わる宗教団体が、世間に迷惑をかけている事を改めて知った彼は、直ぐに警察に告発した。 　父や信者達がタクトに罵詈雑言を浴びせる中、心の中にあるのは「役に立てた」という気持ちだけだった。 　勿論、タクトも現行犯逮捕されたが、自首と同様の告発、さらに、あくまで父に祀り上げられたというところから、執行猶予だけで済んだ。 　 　その後、拠り所がなくなったタクトは、高校卒業後に転々と渡り歩いた。 　天性の容姿と鍛えられた話術を持ち、さらには「あなたの役に立ちたい」と語るタクトは、誰もが世話を焼きたくなるような人間だ。 　老若男女問わず、人の世話になりつつ、生計を立てていく。 　しかし、タクトは「誰かの役に立つ」という生き方が根強く残っている。 　そのため、ある程度の世話になっている相手が満たさせたと分かると、其処から出ていくという、勝手な人生を送っていた。 　 　そんな生活を送っていると、同級生だった「南　志保」に偶然出会う。 　どうやら彼女は夢だった警察官になれたらしく、日本のために働ける生活に喜びを感じているようだった。 　しかし、今の犯罪率が上昇している日本では、警察官になる成り手が少なく、困っているらしい。 　と、タクトの話術によって、思わず愚痴をこぼした彼女に対し、「僕でも役に立てる？」と聞いた時から生活は一変した。 　警察官の採用試験を受け、カルト集団事件の事を聞かれながらも、無事に合格。 　 　その後は、警視庁 公安部 外事第一課に配属。 　タクトの話術は、あらゆる人に対して有力な手段となっている。 　その実力も相まって、若いながらもスパイとして働いたりもするように。 　だが、あくまでタクトが働いているのは「志保に対して役に立っている」という思いからだ。 　それより「役に立ちたい」と思う人に出会えるなら、また変わるかもしれない。

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