タグ： 火点し頃の蜘蛛踊り

. FF3091 冷水 是清 しみず これきよ 🕷蜘蛛踊りHO3　配達員 「こんにちは、ホーク急便です。お荷物をお届けにまいりました」 あなたは、八肢島へと荷物を届ける配達員だ。荷物の配達ついでに、島に住んでいる知り合いと会う予定がある。 《秘匿HO》 あなたが勤める宅配業者ホーク急便は、ある酒造会社と繋がっている。 (酒造会社について：『絡新婦(じょろうぐも)』を造っているのは桜坂酒造という酒造会社だ。お神酒以外にも家庭で飲まれる日本酒も造っている。) 毎年8月30日に、あなたの会社から配達員が一人、その酒造会社の酒を八肢島に届けることとなっているが、昨年、酒を届けに行った同僚は、すっかり島が気に入ったと言い、そのまま帰ってくることがなかったのである。今年、島へ酒を届けるのはあなたの役目だ。 そんなあなたの元に、同僚から一通のメールが届く。 『久々に会えるなんて嬉しい! 会って話したいことがあったんだ』 あなたの目的は『同僚の話を聞く』ことである。 職業:ドライバー(ホーク急便の配達員) (『ホーク急便』 ホーク急便は創業30年以上の、宅配便事業を行う大手企業である。名の知れた宅配業者であり、PC も利用したことがあるかもしれない。) 年齢:23~30歳 性別:不問 推奨技能:≪交渉技能≫、≪機械修理≫ など(準推奨:≪戦闘技能≫) 技能ポイントとは別に、≪機械修理≫に+50%される。 また、あなたにはケース2つ分、計12本の2lの酒『絡新婦』を所持している。 (絡新婦について：創業時から毎年、八肢島へと届けられているお神酒である。お神酒用の酒であるため、味のレビューなどは探しても見つからないが、こういった神事には別の場所でも使われており、特別珍しいものではないことがわかる。過去に八肢島へ『絡新婦』を届けに行った配達員に味などを聞くのであれば、至って普通の日本酒であったと答えるだろう。) 同僚は、あなたと同じ年に入社した二つ上の配達員である。少々抜けているところがあるが、明るく前向きな性格であったと記憶している。 彼との関係性はあなたに委ねられるが、知り合い以上の関係であることが望ましい。 同僚はKPCとなる。性癖バディ作ろうな！！ 出発は8月30日10時、到着は13時。 船は一日に一本しか来ないため、あなたは島唯 一の民宿に泊まる予定がある。チェックインは15時からだ。 また、荷物は島に到着次 第、神主の蓮見誠一郎に渡すこととなっている。 ◆特徴表 ・3-8　信頼のおける人 探索者は自分の家族や友人などの仲間を見捨てたり粗末にしたりせず、可能なかぎり助けようとする人間だ。 その評判が今後も続くかぎり、任意のコミュニケーション系技能3つに、それぞれ+10％。 →人相はやや悪く、態度も根暗であるために周囲の人間からはそれほど信頼は得られない。しかし、同僚からの信頼は厚いようだ。 ・1-5　天才 生まれつき頭の回転が速い。INT+1。 ◉人物像 「俺の名前は、しみずこれきよ……っていいます。冷水って書いて、しみずです。変な名前ですよね、本当」 ピンクのハネた頭髪にクマのある目元が特徴的な24歳男性。しがないホーク急便の配達員。 幼い頃は頭の回転が良く、勉強もそこそこにこなし、まさしく勤勉な人物だった。しかし、頭が固く、人付き合いが下手であったが故にコミュニケーション能力が低く、浮くことこそないが影が薄く存在感のない人物だったと言える。 やりたいことも特に見つからず、短期大学を出て適当に就職し、入社してからもただただ仕事人間でつまらない人生を送っていた。 そんな退屈な日々の中に唯一楽しみを見出してくれたのが同僚であった。 そのことに気がついたのは、彼が島へ行ったきり戻ってこなくなってからのことで、共に過ごしていた時こそ深く気に留めていなかったが、彼のいない日々は空虚そのものだった。 「……なんだよ、勝手にいなくなりやがって」 自己肯定感が驚くほど低く、自尊心もまるでない。せめて仕事ぐらいは頑張らないと生きている価値も実感できないなと感じている。これまで親から褒められずに育ったことや、交友関係に恵まれてこなかったことから、人と関わること自体が億劫。普段は表面上のみ取り繕い、愛想笑いが多い。他者への関心や優しさはほんの気まぐれであったり、見返りを求めるようなものと言える。 「人に優しくしたら、返ってくるかもしれないだろ。俺は優しくされたいから人に優しくする」 「……この方が合理的だから手伝っただけだ」 高校生の頃、飛び降り自殺の現場に出くわしてしまったことがある。見ず知らずの人と言えど、目の前で人が無惨に死ぬ光景が目に焼き付いており、人に目の前で死なれるのだけはごめんだと思っている。 今となっても時々夢にみる。 「胸糞悪いから俺の目の前で死ぬな……！！」 ※人が目の前で死にそうになったら止めます。胸糞悪いので。 それが結果的に人を助ける行為になるかもしれませんし、自分が死にかける可能性もありますが、それは厭わないものとします。胸糞悪いので！！ ▼同僚 同期。齢は現在26歳で大学卒。 当初は敬語、苗字＋さん呼びだったが、打ち解けるにつれてタメ呼び捨てになった。 時たま二人で居酒屋や互いの家で飲み会をしていた。 自分の内面を見透かしたように話しかけてくる同僚が、最初こそ恐ろしかったものの、自分への理解を示してくれる数少ない人物で、共にいてとても心地よかった。 ストレスフルな日常の中で唯一安らぎをもたらしてくれたとも言える。 「……面白い話も何もできないのに、こんな俺と一緒にいてくれて、酒まで付き合ってくれて、本当に優しいやつだった。それなのに、突然島に住むとかなんとか言って連絡がつかなくなったんだ。一年も無視されてたんだぜ？酷い話だろ……。会ったらなんで無視してたんだって問い詰めてやるんだ」 ◎技能 ･こぶし…ストレスをジムのサンドバッグにぶつけるのが日課になっていたために、やたらとキレのあるパンチを繰り出せるようになった。暴力反対なので実際に人を殴ることはそうそうないと思うけど、それはそうと鍛えておけば精神衛生上いいよね。 ･聞き耳…生まれつき耳がいい。そのせいで聞こえなくてもいい陰口や、不快な深夜のモスキート音などを聴きまくってしまいストレスの要因である。プライベートではイヤホンで耳を塞いでいる。 ･図書館…学生時代は図書室が安息の地だった。哲学書などを気まぐれに読んだが、内容はそこまで覚えていない。 ★プロフィール 冷水 是清(しみず これきよ) 「れいすい」と呼ばれ揶揄われていた。 相性は“きよちゃん”。 一人称：俺 二人称：男相手→あんた、女子供相手→君 好きな食べ物：肉まん 嫌いな食べ物：セロリ 好きなこと：特にない。強いて言うなら深夜のネトゲぐらい。 嫌いなこと：沢山あるが、特に許せないのは『胸糞悪いこと』。 ピンクのハネた頭髪にクマのある目元が特徴的。 筋力は一応あるが、体力には自信がない。童貞。 最上修也のハトコに当たる人物。最上との面識はほぼない。遠い親戚に刑事さんがいたっけな、程度。 ピンクの頭髪は染めたもので、黒髪ではぱっとしないと言われ、髪色を変えれば何か変わるかな、と思い至ったのがきっかけ。 パーソナルスペースが広めで、距離の近い人は苦手。お洒落な人(所謂陽キャと言われる人達)は自分とは別世界にいるように思えるので、尊敬こそしているものの同様に苦手。騒がしい場所は苦手だが都会の喧騒にいるうちに慣れた。 基本的に些細な苦痛が多くストレスフル。その表情にはクマが絶えず、同僚がいた頃は幾分かマシだったのだが、いなくなってから悪化した。 ▼ムーブ ※卓中しうる行動を書いておきます。以下の内容から逸脱した行動をとろうとした場合、私(PL)の思考がバグっている、冷静な判断ができていないなどの可能性が大きいです！なので、「本当にこの探索者はこの行動にでますか？」などの確認をしていただけると幸いです。それでも「はい」と言った場合は「そうか、そうか、つまりきみはそんなやつなんだな」と思ってください。 ※卓中にキャラシと違くね……？と思われる可能性もままあります。すみません。 ･人を殺す？ →殺さない。殺したくない。殺さなくちゃいけないような状況に迫られた際に、とっさに手が出る可能性はあり。 ･自殺はする？ →しない。する勇気がない。 ･赤の他人のために人助けはする？ →結果的にする。放っておけないことが多い。その結果自分に優しさが返ってくればと思っているが、そんなことはないので基本的に損をしているな、と思うことが多い。それはそれとして人助けはする。 ･『胸糞悪い』ことが起きそうになった場合は……？ →いかなる手段を用いてもどうにか止める。人が死にそうな時や、不安な状況には立ち向かう。何もせずにただ見ているだけが一番不快だから。 Q.ヒーローになりたいと思いますか？ A.「はぁ……。いや、別に……」 「……ヒーローって、なんかこう、もっと派手な人がなるやつでしょ……。俺パッとしないし……なろうとしてなるものなのかと聞かれたらそれもよくわかんないし……」 Q.自分をいい人だと思いますか？ A.「思わないよ……。俺は人に見返り求めて優しくしてる方だし……。まぁ、“都合の”いい人って意味ならそう思われてるのかもしれないですけどね……ははっ」 ※テンションが落ち込んでいる時に色々聞いてしまったのでかなり根暗な返答が返ってきましたが、喋らせたらもう少し明るく話してくれるんじゃないかな、と思います！！ 長々とすみません、よろしくお願いします！！ 🕷 通過後 後日談 橘さんを置いていってしまったことに対して引け目を感じている。 全く知らない人だった。でも、彼女にもどうにかしなければならない事情があった。中途半端に差し伸べてしまった手を見つめて、後悔は募るばかりだ。 あの時自分に、できることはなかったんだろうか。 胸が痛い。 周囲の人間と接する際は相も変わらず作り笑いを浮かべているが、最近は表情がより暗くなったように見受けられる。外を見つめてぼんやりしていることが多い。 「……別に俺は、人助けがしたかった訳じゃ、ないしね」

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