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◆ KPC 街で唯一の天文台の管理人として働く天文学者。研究熱心で、あなたとはもう長い付き合いだ。 話は KPC が大学生の頃に遡る。KPC の恩師である教授は入手した「クルーシュチャ方程式」を数年の年月をかけて解いて しまい、発狂した末に行方をくらませる。一方でその助手を務めていた KPC は教授の残した手記や狂った直後に教授の手 によって書き残された記録によって神話生物の存在を認知してしまい、神話生物の姿を直接見てはいないものの、その存在 を信じ不定の狂気に陥り夢見た宇宙飛行士の道を諦めてしまう。 行方不明になった教授の家には一匹の犬が残されており、KPC はそれを引き取ってライカと名付け可愛がるも、不定の狂 気に陥っていた KPC は「いつかライカがまた宇宙へ行ってしまう」「化け物（神話生物）が居るかもしれない世の中でライ カを生かしておくなんてできない」といったような妄想に囚われライカを衰弱死させてしまうことになる。 それから年月が経ち、ある日突然 KPC の勤め先である天文台へ隕石が落ちる。それが「宇宙からの色」である。宇宙から の色は生物の生命力を糧とし、時に人間への精神攻撃を行なって生命力を奪い取っていく。宇宙の色は根付いた地を今後動 植物が生きることのできない環境へと変えてしまう。その経過として、奇妙な色の草木が育ち奇形の生き物が生まれるなど。 精神状態が回復しつつあった KPC と、天文台によく頻繁に訪れることになる PC は無意識のうちに宇宙からの色から干渉 を受けてしまう。 そして六原は元々の精神力が強くないこともあり生命力を徐々に奪われていき、宇宙からの色の餌食となる。 似内はナイアルラトホテップの熱心な信者であり、研究室で探し物をしていた際ひょんなきっかけで KPC が隠していた手 記を見つけ盗み見ることになる。実際にナイアルラトホテップの片鱗を認知している KPC に対して何故隠し怯えているの かと不信感を抱く。それが宇宙飛行士を夢見る PC の為なのではと思い至り、PC に対して回りくどい方法で神の存在を認 知させようと試みてくる。 神話生物の存在。KPC の過去。全てを知った PC がどんな選択を選び、自分の夢とどう向き合っていくのか。

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