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常にびくびくとした様子の気が弱い男の子。口癖は「すみません」と「ごめんなさい」。 記憶のある5年前は10歳だったため、実年齢より精神年齢が少し幼い。泣き虫。声も小さい。 施設での生活全てがトラウマとなっており、人から何か強制されたり命令されることに過度な恐怖を抱く。 ただし、「火」は何となくそこまで怖くない。自分の人生を変えたきっかけだったからかもしれない。 生きるための術として書物を読み漁っていたが、純粋に本が好き。 現実の福の世界は狭く暗い部屋だったけど、本の中の世界は色々な事柄があってカラフルで、広かったから。 気は弱いし自尊心も皆無に近いが、「生きる」という意志は強い。 そしてあの日、自分を助けてくれた"誰か"のことをいつか思い出したい、と思っている。 思い出してその人に出会えた暁には、その人の為に生きたいとさえ考えている。 痛いことも苦しいことも怖いことも嫌。「死ぬ」ことは怖いから、生きたい。 やっと、やっとあの地獄から逃げ出せたんだ。 何としてでも、生きなきゃ。僕なんかに生きる価値があるのかは、分からないけど。 「だ、大丈夫、です……平気、です……」 「すみません、ごめんなさい、許してください……」 一人称：僕 二人称：あなた 名前の由来：四字熟語「飲河満腹」から。（自分の身の丈に合った欲望で満足するべきであるということ。） カラーコード：98FB98 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- HO1：あなたは空腹である。 あなたは、物心ついた頃からどこかの施設で暮らしていた。 黒いローブを着た大人たちがあなたを囲み、監視されながら生活を送る場所だ。 最低限の衣食住は与えられるものの、暗く狭い部屋があなたの世界の全てであった。 あなたは毎日出される食事が受け付けず、何度も吐き戻しては無理やり口に物を押し込まれた。 その生活は、例え他の生き方を知らなくとも耐え難いものだった。 あなたは、いつしか施設から逃げるために、建物内にある書物を隠れて読みながら知識を増やしていた。 そんな苦痛の日々を送っていたある日、施設で原因不明の大規模な火災が発生する。 施設内はたくさんの人々が逃げ惑い、悲鳴と人の肉が焦げる臭いが充満する地獄絵図と化した。 あなたはその日、混乱に乗じて施設を脱出したはずだが、その日のことも含めて今までの記憶が全て曖昧である。 ひとつだけ記憶にあるのは、誰かに助けられた、ということだ。 目覚めると、記憶のある火事の日から5年の月日が経過していた。 あなたは特別な経験をしてきたため、SAN減少に補正が入り特定のSANc以外は減少値が(0/1)に固定される。 シナリオ開始時のSAN値は40、クトゥルフ神話技能を30所持している。 また、あなたは今とても空腹であり、何かで腹を満たすまで時間経過する毎にCONが減少し、体に変化が起きる可能性がある。 あなたの目的は、この腹を満たす方法を探し出し、生きてこの屋敷から脱出することだ。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2020/10/28-30【誰かが死んでいる】生還（エンドEX：ぼくたちは生きている）

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