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　 明るくフレンドリーな青年。誰にでも優しい。 ……と見せかけて、実際は柔和の皮を被ったひねくれもの。 見栄っ張りで虚栄心の塊のような両親の元で育つ。幼い頃は少しの不出来で躾と称して罵られた。両親のような人間にはなるまいと反面教師にして、しかし面倒なので期待には適度に答えているうちに、要領の良い人間に育つ。表向きには優等生だが、所謂「悪いこと」もいっぱいした。わかりやすく酒もタバコも覚えたし夜遊びもしていたが、両親は気付いていない。 肉親の中で唯一心を許せるのは祖父だった。祖父は素朴な人間で、趣味で彫刻をしていた。彫刻に興味を持ったのも祖父の作品が強く影響している。両親は金にもならないことに時間を費やすなんて馬鹿のすることだと散々言っていたが、そういう両親こそものの価値のわからない馬鹿なんだと思った。 祖父の他界をきっかけに両親を言いくるめて家を出る。大学は適当に両親が気に入りそうな有名なところに決めた。彫刻作品を作り上げることを好いていたので独学で学びもしたが、両親のような人間に評価されるのは嫌だったので芸術家の道は選ばなかった。なにか別の形で芸術に関わりたいと思い、思いついたのが学芸員だった。 基本的に斜に構えた考え方をしがちだが、芸術作品を生み出す人間や技術の研鑽を惜しまない人間を尊敬している。そしてその価値を理解できない人間をひどく嫌っており、滅茶苦茶馬鹿にしている。 美術商の仕事については何故引き受けたのか記憶は曖昧だが、特段違和感もない。まぁ二つ返事で引き受けたんだろうなと思っている。もちろん罪悪感も感じていない。客が満足しているならそれだけ完成度の高い証拠なんだし、そもそもの話、分からない、気付かない方が悪いのだ。いつかこの所業が表に出るようなことになった時は、こんな商売を勧めた馬鹿オーナーもまんまと釣られた馬鹿客も、馬鹿な自分と一緒に共倒れになればいい。 （※つまるところほとんどやつあたりである！） （※なんだかんだ自分のやっていることに後ろ暗さは感じている！芸術が好きなため……） ・要約すると？ 　…外面がいいひねくれマン。人間が嫌いだけど人間が好きみたいな矛盾を抱えてずっと反抗期。 　　本音では芸術家を目指したかったが、人に評価されるのが怖いので諦めた自分を弱くて馬鹿だと自嘲している。 　　それらもあって、作品を作り続けることの出来る強い人を尊敬している。 ・職業技能は古物研究科で取得。 　…コンピューター➡言いくるめに変更。 ・モチーフ 　…黒鳥。 　 ❚ カラーコード：#373C38（藍墨茶） ❚ 一人称 / 二人称：俺 / 君 　 ❚ Like　 ： 他人の努力が理解出来る人 / 静かな場所 / 彫刻 / 麦茶 ❚ Dislike： 他人の努力が理解出来ない馬鹿 / ナス 　 —————————————————————————————————————————— ▶【　名前の由来　】 　 藍 ： 「監」は「枠の中に収める」という意味を持つ。 　　 「藍」は「枠の中に収めて押しつぶすと染料が取れる植物」という意味合い。 墨 ： 書画に用いる黒の顔料。すみで書いたもの。ものを書く道具。 頼 ： たのみにする。あてにする。たよる。たのむ。 　 —————————————————————————————————————————— 　

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