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生まれたときから孤児。物心つく前に両親を亡くしている。 両親がいない以外は豪運に恵まれ頭も良く、まだ子供だとしても独りで生きていける自負があった。 しかしある日、これほど恵まれている自分に初期装備であるはずの「親」の存在が欠けていることに不満を抱き始め、自分に相応しい両親探しをすることを決意。 そして幸運にも、両親探しを心に決めたその日のうちに、自分を養子に取りたがる夫婦に出会う。 やはり自分は運がいいと心待ちにしながら、ついに養護施設の大人たちに温かく送り出されるが、いざ共に暮らしてみれば期待は大外れ。機嫌を損ねた末に殺してしまう。 ついに運も尽きたかと絶望のさなか、幸運にも件の本と武器を手に入れ、理想の親を見つける計画が再始動する。 運がいいので一組目の義親を殺した後も途切れることなく養親に迎えられているが、その全員を気に入らないため殺している。 運がいいので誰も自分を罪に問わない。穴だらけの少年法と平和ボケした大人たちは、親を失う自分の不幸を悲しむばかりである。 始めて親を殺したのが5歳のころ。そして今日、10歳の誕生日を迎える。 今日からはじまる寝台列車『うたげ』の旅は、昨日まで義親だった男女ふたりが「誕生日に一緒に乗ろう」とプレゼントしてくれたものだ。 そんな男女を殺し終えた早朝、旅の準備は整った。 彼らに貰ったチケットを握りしめて列車に乗る。果たして理想の親を見つけることはできるだろうか？ ■警察、刑事ベース(2015)　…実の父親からの遺伝 職業pt： [EDU*20] または✅ [EDU*10+STR*10] 職業技能：✅言いくるめ、✅聞き耳、✅心理学、説得、✅追跡、✅法律、✅目星 +次の技能から1つ選択 運転(自動車、二輪車)、信用、組みつき、武道(柔道)、日本刀、✅拳銃、杖 特記：採用なし ■特徴表 【特徴表18：幸運のお守り】 　幸運のお守り (どんなものかはキーパーと相談して決める) を持っている。 身に着けているかぎりPOW+ 1。 　もし手放したり紛失すれば不運を招きPOW-1。 POWの増減により <幸運> は変化するが､正気度ポイントは変化しない。 　▶『家内安全のお守り』 　　　一組目の義親が引き取ってくれたときに、一緒に神社に行って買ってくれたもの。初めて親に貰ったプレゼントなので大事にしている。　 【特徴表61：奇妙な幸運】 　クトゥルフ神話の神性や怪物がランダムに目標を攻撃する際、その対象からは除外される。 　ただし単独で攻撃される場合や範囲攻撃の中にいた場合は、対象となる。 ■願いごと 「自分に相応しい完璧な両親を生み出すこと」 　Q.なぜ実の両親の”蘇生”ではないのか？ 　A.死んだ時点で自分より劣っているため、そもそも両親に相応しくなかった。興味がない。 ■実の両親について 　父親が警察官、母親が主婦の家庭だった。高齢出産で息子を授かる。 　過去に父親により殺人罪でしょっぴかれた犯人が逆恨みから一家殺人を計画した結果、幸運にも息子だけ生き延びた。 　本人はこの事実を知らされていない。 ■殺人のポリシー ・快楽から殺人をしているわけではなく、自分のお眼鏡にかなう大人を探しているだけ ・気に入らない大人は邪魔なので”消去法”で殺している。選択肢を減らしているだけ ・最終的に気に入る大人が見つからなかった場合の保険、そして最終手段として、呪文を覚えている ・ただシナリオ開始時で「あと6人」のところまで来ているので、今この世界にいる大人のなかから両親に相応しい大人を見つけるのはほぼ諦めており、呪文に賭けている ・子供には興味がないので基本的に殺さないが、目障りであれば話は別（シナリオ的に殺さないといけないシーンがあれば理由をつけて殺します） ■今まで殺した人数 　▶109人 　　5歳から5年間、夫婦（＋彼らの連れ子など）を殺してきてこの数になった。あと6人殺したら、いい子になれるはず。 『渡る世間は殺人鬼ばかり』 ▒ HO4 ▒ 願う殺人鬼『大量殺人』 あなたは 殺人鬼 だ。 あなたはひょんなことからとある本と武器を手にした。その本のほとんどは解読できなかったが、幸運にもとある記述だけは解読に成功する。 それは、その武器で殺した■■■人の犠牲と引き換えに神を招来させ、願いを叶えてもらえる、というものだ。 あなたは興がのったのか、暇だったのか、叶えたい事柄があったのか、無差別に人を襲っては殺している。 ●特殊補正 幸運 ➔ +20% (99%を超えることはない) 任意の戦闘技能二つ ➔ 初期値に+50% 特徴表① ➔ 1-8：幸運のお守りに固定。身に着けている限りPOW+1、なくせば-1。 POWの増減により正気度は変化しない。どんなものかはPLが決定してよい。 特徴表② ➔ 6-1：奇妙な幸運に固定。神性や怪物がランダム攻撃をする際、対象から除外される。しかし単独で攻撃される場合、範囲攻撃の場合は対象となる。 ●特殊処理 あなたが今回セッションで6人、その武器(任意の種類)で人を殺したのち、呪文を詠唱すると宣言した場合、即座に邪神が召喚され、願いを一つだけ叶えてもらうことができる。 旅行か、出張か、あなたは寝台列車『うたげ』に乗車していた。 内装は非常に豪華であり、鉄道旅行を目的とした観光列車、といった方が正しいだろう。 設備には個室の寝室、以外にもキッチン車両、もはやレストラン、と形容しても過言ではない。 キッチン車両には専属の料理人もついていて、レストランと変わらぬ、あるいはそれ以上の料理を楽しむことができる。 また個室も完備されているほか、なんと最後尾の車両は展望車となっており、展望室、展望デッキが存在している。つまり空、もとい星が見える。神を召喚するにはぴったりだ。 あなたは数か月、もしくは数年前から殺人をし続け今や殺した人数は■■■人にものぼる。そんなほぼ日課と化した殺人もあと六人だ。まぁ、あなたがその気であるならば、もっと殺してもいいだろうが。 場所を変え、もしかしたら国を変え、もしかしたら顔まで変え、あなたは大量の人々を殺し続けている。対策はしているものの、もうすでに国家権力に捕まっていてもなんらおかしくはない、否、捕まって裁判にかけられ結果を今か今かと報道されている方が自然なのだが、あなたは謎の幸運で今もこうやって、呑気にも列車に揺られている。 さて、と割り当てられた個室の窓から視線を外し、あなたは腰をあげ、手慣れた手つきで武器を服の内側に滑り込ませる。 そう、殺す のだ。 あと六人、どうせなのだ、この疾走する密室で密室殺人といこう。願いの成就する場、にしては異例だろうが面白味はある。 あなたは殺意と願いを手に、廊下へとつながる扉に手をかける。そんな状況から、物語の幕は大胆に開かれる。 ●目標 自分の願いを叶えること。 備考：手段は問わない。

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