タグ： 恤々森れう 秘匿

いつでも和服で過ごしており、趣味で書道や花道を嗜んでいる。緑茶が好きだが、紅茶も好き。 性格は静かで慎ましやか。クールな佇まいだが、緩やかなだけ。 縁は母親の浮気相手の子供で、それが露呈すると両親の仲は地獄としか言いようのないほど険悪になり。父からは半ば八つ当たりのように虐待を受けた。浮気相手が乗り込んできたことをきっかけに家内は阿鼻叫喚となり、最終的に三人共刺しあって亡くなった。 その後、叔母(とその夫)に引き取られた。 彼女はとても良き親で和を重んじており、日本舞踊に興味を持ったきっかけは叔母だった。しかし、笑顔が明るかった叔母は実は重度の鬱病であり、ある日首吊り自殺をしているところを発見した。縁は自殺した理由も、彼女が心では笑っていなかったことも、なにも気づかなかった。 義父は縁のことを良く思っていなかったのでほぼ勘当のような形で追い出され、現在は用意された一人で住むには広すぎるお屋敷に移り住んでいる。最近分かったことだが、義父も叔母を失った悲しみから抜け出せず命を絶ったらしい。 そうして天涯孤独となった縁だが、今は一人の少女の主人だ。 ストレスで一部感情が抜け落ちていたり記憶の混濁が見られ、観用少女と話している時以外は無表情で虚ろ。 観用少女には愛情を持って接しているが、"自分なしでは生きられない"という独りよがりな承認欲求を満たしている節もある。 昔、似たように粗悪な環境で意気投合した、あるいは傷を舐め合っていた幼馴染が居たが、何も言わずに引っ越してから全く思い出せなくなってしまった。 一人称:私 二人称:貴方 「暖かいお茶は好きよ。ほっとする」 「御免なさい……覚えていなくて」 「貴方は、私の傍から居なくなったりしないわよね……？」

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