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オリジナル職業：床屋 髪がめっちゃ長い美容師。 予約250年待ちのカリスマ美容師探偵。 アメリカの連続強盗殺人の懲役刑みたいなバグった待ち年数になっているが予約件数と一日にこなせる数とQOL維持のためのワークライフバランスをちゃんと考えたらこうなったのでもう仕方がない、また来世。 イギリスに理美容法があるかは知らないが美容師だけではなく理容師の免許も持っているのでカミソリが扱えるし多少医学の心得があるし肩もみとかフェイスマッサージとか割と上手い。 テンションは低く、淡々とした口調だが割とよくしゃべる、美容師という職業柄なのかもしれない 聞き上手ということもあり相手がつい話したくなるのはある意味で彼の特徴なのかもしれない。 そんな聞き上手で話し上手な彼がまだカリスマ美容師になる前にとあるマフィアを接客した、何のことはない雑談の中でリラックスしたマフィアは組織の内部情報を話してしまう。 次の客は警察だった、自然な会話の流れで「そう言えばマフィアの常連さんがいるのですが…」などと話していたら割ととんでもない情報だったようで町一番の組織が壊滅に追い込まれた。 元来の聞き上手と話しやすさで主婦の不倫、警察の不祥事、大物俳優の赤ちゃんプレイなどいろんな情報を彼は手に入れることができた、お客さんの中には髪のセットよりも情報を買いに来ている人間も少なくはなかった、これ以上設定を考えるのが面倒になったので急ハンドルを切るがそうしてカリスマ美容師探偵の誕生である。 髪が背中くらいまでの長さがある、前髪やサイドや伸びてきた後ろ髪など見える範囲でメンテナンス程度にハサミは入れるが母親以外に髪の毛を切ってもらったことがない 彼が中学生になる前くらいに母親が原因不明の失踪、軽くマザコンだったということもあり髪は母親に切ってもらっていた、中学校入学前に仕方がないので近所の床屋で切ろうと思って店に行ってみたが「何のつながりもない赤の他人がハサミやカミソリを持って自分の背後に立つ」というシチュエーションに耐えられない自分がいるということに気づく、母親だったから許せていたものが他人だと絶対に無理だったのだ。 友達であっても他人の家の母ちゃんの握ったオニギリ食べられないとかそういったアレの亜種だ。 いつか母親は帰ってくると信じて髪は切らずに待っていたが帰ってくる気配はない、相変わらず自分だけが一方的に無防備な状態で刃物を持った他人が背後に立つというのが一向に慣れない、試しに自分で切ってみたところそれなりに見れる髪型に整えれたし、前髪カットはクラスの女子にも受けが良かった。 母親の帰りを待ってはいるが伸びっぱなしはみっともないし自分はどうやら手先が器用なんだと気づいたので理美容の専門学校に行ったら才能が爆発してカリスマ美容師街道をひた走る最中、ひょんなことから情報屋のマネゴトのようなことを始めてしまいそこから彼の床屋と探偵の二足の草鞋の人生が始まったのだった。

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