タグ： まみぞうの見学席

3-1 天気予報士 いとうえん 自分→他人へ ぼく→個人的 私→先生として ↓海枯れネタバレ みんなを救いたいと思って精神科医になったら色々あって病んだ。 精神科医になっちゃいけない優しい性格。 親族とかがヒス起こしてるの見てた。 両親はいない。 気づいたときには祖母の家で暮らしていた。 祖母からは「両親は優しく綺麗な人」と伝えられてきた。 実のところは令嬢であった母とその家の庭師であった父との子。 いわゆる駆け落ちをしたが母は捕まり、父は”事故”により2年植物人間、その後死亡した。 (”事故”は実のところ母方の家による故意的なもの。事実は知られていない) 学生時代に祖母が親族ともめていたのを陰で聞いていたため、自分が訳ありなのは自覚があった。 祖母がやつれ、疲れていくのを見ていたりしたため「つらい思いをしている人を支える人」になりたいと思い精神科医に。 20代の頃、祖母が体調を崩した際に両親の事情をすべて知った。 祖母はその後他界。 残された親族からは嫌煙されている、ほぼ絶縁状態。 精神科医になってから人の気に飲まれることはあったが、回復した患者の笑顔で救われてきた。 しかしとある患者から感謝や信頼と同時に好意を寄せられ、それを拒否。 ストーカー被害やらで自分も少しやつれる。 親族からも「結局アイツと同じように色恋で面倒ごとを起こす男」と後ろ指をさされる。 この頃から若干の自傷癖が発症。 (医者は割り切るドライさや、相当の打たれ強さがないと難しいため自殺率が高い) そして当時担当していた患者から「お前はエゴの塊、やっていることは自己満足だ」と怒鳴られる。 その患者は自殺。 自死を選んでしまう患者や人間は見てきたものの、その言葉と積み重なったものがあったため、いままで保っていたものが崩れ辞職。 死にたい、というよりも「消えてしまいたい」と思った。 誰にも関与せず、他人の行く末や表情や言動、なにも見ず、知らずにいることがいいのではと思う。 親族も「自分がいなければ目の上のたんこぶがとれる」と思い、すべてを整理整頓した後に入水自殺を図る。 苑という名前は「物事の集まる場所」という意味から、どんな状況でも一人にならないように。 漢字は違うが「人との縁」もあるようにという意味を込めたもの。 そして庭師であった父と令嬢であった母がお互いを見ていた場所として"園、苑"(庭園)から。 その後しっかりと療養をしたのちに復帰。 いつか来る貴方のための道しるべとして、帰るところとして生き続ける。 たとえ貴女へ届かなくとも、これは彼の勝手な約束。 あの歌を頼りに来ると信じている。

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