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[設定] 　自分は両親に捨てられたらしい。らしいというのはその頃自分が赤ん坊でのちに神父からそのことを聞かされたからだ。自分は教会の前に捨てられていてそこを神父が広い育ててくれたんだ。その教会は孤児院にもなっていて、自分以外の孤児の人たちがいた。・・・全員女性だったが。名前を貰い、物心つく頃には姉さんたちに弟としての宿命たる弄りを受けながらも幸せな日々を過ごしていた。しかし、突如教会が襲撃を受けた。姉さんたちは俺を隠し「絶対に出ちゃダメだよ」そういうと姉さんたちは不思議な力を使い襲撃者に立ち向かった。しかし、結果は惨敗。奴らは我が物顔で教会をのし歩き、神父を殺し、シスターを殺し、略奪して回る。そして、姉さんたちは嬲り者にされ、玩具にされ、殺された。連中はゲタゲタと笑って好き放題して、家族の死体を放り捨てた。その光景を自分は最初から最後まで隠れて息を殺して見続けていた。許せるはずがない。その憤怒と憎悪に応えてか、自分の中に確かな力が芽生えるのを感じた。その時に激痛もあった気がするが、それ以上に心の傷が痛く気にもならなかった。それでも暴走しなかったのは姉さんたちのおかげだった。姉さんたちは殺される直前までただ「－生きて」そう自分に願ってくれた。自らの救いを求めず、ただ自分の生存を願ってくれた。その姉さんたちの祈りが偶々そこにあった遺産”祈りの造花”に呼応し想いが流れてきたからだ。だから自分は暴走せずに済んだ・・・ 　後に、UGNと呼ばれる組織の人たちが来て、この教会がUGNの施設だったこと。そして、襲撃者たちがFHという敵対組織であることを知る。そして自分がオーヴァードに覚醒しており、なおかつ”祈りの造花”に選ばれたものであることを知る。そしてUGNエージェントの人たちは自分に「UGNに来るかい？君の名前は？」と聞いてきた。そこで自分はこう答えた「行きます。僕の・・・俺の名前は」この名に全ての憎悪を込めて「FHスレイヤー」そしてUGNに行くこととなった。 　UGNに行ってからは、武器を取り、自分を鍛え、考え、成長し、とにかく報復してやろうと行動に移す。探して、追い詰め、戦い、襲い掛かり、殺して、殺して、殺して、殺して、殺していく。もちろん上手くいくこともあれば、失敗することもあった。ならば次はどう殺そう。どう殺せば良いか。何日、何カ月と考え続け、思いついたアイデアがあれば片っ端から試していく。そうしていく内に、楽しくなっていった。 　間抜けなお優しい奴らが、女子供は見逃してやろうなどとのたまう。そういう甘さがこの戦いを終わらせないとも知らずに 　 　FHを殺していく中で、遺産：白猿の額冠を手に入れる。そしてどういうわけかまたしても自分は遺産に選ばれてしまった。2つの遺産を手に入れたことで強羅瑠璃からスカウトされ、ナイトフォールの一員となった。これはとても好都合だった。遺産を調べ上げ、奴らが欲しがる遺産に目星をつけ、襲い掛かり殺しやすくなった。だが、強羅瑠璃は苦手だ。尊敬はしているが、任務が終わるといつも抱きしめて「よくやった」とだけ言って頭を撫でる。鬱陶しい 姉さんたちが殺されたのは7歳の時。FHを殺し始める任務についたのは8歳の時。それから5年間ずっと殺し続けてきた。ナイトフォールに入ったのは11歳の時である

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