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元財界の名家、伽坂の娘。家族は10年前に他界。 変死を告げた家族にかわり、家と遺産、そしてUGNの研究への出資を引き継いだ。 本人は研究素体としてUGNに引き渡されたため無事であった。 N市支部長の五具屋抄とは元相棒。彼が霧谷の下にいた頃はともに行動していた。 ★伽坂　夏について 伽坂の家は古くからある財界の名家であり、土地を管理するUGNにたいして資金援助や人材補給など行う反面、その裏でレネゲイドウイルスを軍事利用するための研究所への資金援助も行っていた。 夏の父は伽坂当主、母は両家の子女、双子の妹に伽坂菊。 菊は同じく名家であり、土地における権力争いを果たす越智氏(オチウジ)に養子として出されたため、夏は菊のことをほとんど覚えていない。菊も同じくレネゲイドウイルスに感染していると考えられるが、現在は市中に降りており消息不明である。 伽坂の家を継ぐよう長子として育てられた夏は、遠坂自身が力を手に入れようと画作するにあたり、研究所での『人為的オーヴァード』作成の実験体として6歳から10歳の間研究所と家を往復するのみの生活であった。 10年前、当時10歳の夏は無事オーバードとして発症、重力をあやつるその力で共に研究所にて生き残っていた子供たちとのサバイバル戦にて見事生き残りを果たす。(ここに伽坂の娘を生かすための恣意的な環境操作があったかは不明) しかし家に帰った夏を待っていたのは背中からナイフで一突きにされた父と灰となってベットに倒れ伏していた母の姿であった。 父を刺した犯人は不明、母はその異常な変死状況からオーバードが関与していると考えられるが、研究所との関与を疑われることを嫌った伽坂の分家により事実はうやむやなまま、当時10歳の夏が伽坂の家を継いでいる。 後見人にはUGNの担当官であり、伽坂のお取り潰し、もしくは分家による乗っ取りから夏を守った霧谷がついた。 その後夏は霧谷の私兵としてUGNエージェントの任務をこなす。 同時期に霧谷の元に送られた五具屋抄(ピュアブラムストーカ)とバディを組む。 時として組織を守るために公には任務として扱えないものも、霧谷への恩を返すためにこなしてきた。 基本的にはUGNの人間も全て他人であり、血の繋がっているはずの分家にすら見捨てられかけた思い出から懐に入れた人間以外を信用していない。それが霧谷への盲目的とも言える信頼に拍車をかけている。 五具屋との相性は最悪だが、能力的には特攻型のブラムストーカへの支援として最適解を用いている。 お嬢様らしいわがままさは失われておらず、頭に血がのぼると物理で解決しようとするところも。 現在五具屋が霧谷の勢力拡大のためにN市支部長に就任して以来、霧谷の私兵として各地を飛び回る遊撃隊のようなことをしている。 谷修正とはその関係でともに事件解決に携わったことがあり、その際に八木沢とも出会っている。 他の霧谷の懐刀とは面識もほとんどないが、猫噛は五具屋と夏が霧谷の元に来た頃に懐刀として多用されていたため、教育係としてお世話になっている。 態度は悪いが、二つ名を譲りうけた(本人は盗んだ・真似したと思っている)程度には懐いている。(懐に入れている/信用している) 家族を殺した犯人を見つけた際には、めこめこに潰してやると殺意を立たせているが、本人もはや昔のことであまり覚えていないらしい。 本来の性格はただの女の子。戦う前はいつだって怖くて仕方ないが、彼女を突き動かすのは伽坂の娘として人を守るための矜持、霧谷への恩、そして誰かを守るために戦う決意の力である。

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