タグ： 三阪 根塚家

「Hang in there. 大丈夫ですよ」「任せて下さい、この了に」「それとも不満です？ オレのガラが悪いから」 根塚 了（ねづか　りょう）。大学は電子工学科に通っている。 機械いじりをこよなく愛し、ラジコンなどを作って遊んでいたりも。 礼儀正しく真面目な性格だが、端から見てチンピラのような恰好をしている。職質常連。 自身の目付きの悪さを考慮してのファッションだったらしい。本人はフォーマルな方が好き。 真面目に説明しても大抵信用はされないので、その場しのぎの話術に慣れつつある。 また、外観のせいで変なチンピラに絡まれることが多く、気付いたら口癖と足癖が悪くなっていた。 そして家に帰るのに鍵を忘れたり、自分で設定したパスワードを時より忘れるせいで、気付いたら手癖まで悪くなっていた。 2015探索者　エンジニアベース 特記：自分の専門分野の構造物や製品であれば、歴史上の古い物でも遺構、遺物、図面などから、 その構造や設計思想などを理解することができる。 2015特徴 1-5「天才」 生まれつき頭の回転が速い。INT+1。 4-1「目つきが悪い（D）」(1d6*10→60：キック30、電子工学30） 目つきが悪すぎて、知り合い以外から怖がられる。APP-1。さらに<信用>-10%。 ***踏破シナリオ 17/2/12「孤独の密室」ロスト *** ***関係・出会った人 +根塚來【http://charasheet.vampire-blood.net/1049304】 実妹。純粋で良い子。溺愛気味だが自覚症状はない。 +狛之靖香（蛸さん） 「アンタが元気にやってくれるなら、オレは嬉しいなって思っています。 なに、オレも来海さんも、鬼神さんもきっと元気です。 　だから、心配はしなくたって大丈夫です。 またいつか会えたらいいんですけどね」 +来海麟太郎（かいおさん） 「世話かけてばっかで、でも嬉しかったです。 それよりも、身体が急変する事態によく見舞われてたのが心配で。 　結構話合うと思ったんです。 一個違いですし、またお話したいです。 今度は楽しい話を、ね」 +鬼神ひばり（いとさん） 「……ああやって誰かに優しくされたの、思えば久々だったような気がします。 沢山迷惑かけたしびっくりしましたけどね。 　とても意志が強くて強かで、優しくて、怒るときは怒って、……母さん、みたいだったな」 以下シナリオネタバレ 「ひとりじゃあ寂しい、でもふたりなら、」 「そうやって、あの部屋から出られた。 出ることが叶った」 「解放されたんだ、呪縛から」 「もう、　理不尽な痛みに苛まれることも　目の前で救えなかったことを悔やむことも　」 「かなしむことも」 「　だれも　」 あの日、久しく遠出して楽しかったらしい來がこれに行きたいと言い出してきた。 自分から頼み事をするのは珍しかった。自分達にはどうともし難かったこととはいえ、 あまり我が儘というものを聞いてやれるような余裕が自分にはなかった。 我慢というものを覚えてしまったらしい來の姿は、あまり見たくはなかった。 それでも笑っているのが嬉しくて、自分は。 それで計画した、遠出の計画だった。 たまたま居合わせた彼らは一体何で同じバスに乗車していたのだろう、なんて思いながら、 妹を一人残して生き返る、なんてことは自分には出来なかったし、 あの場にあった塩に、來だった分があるのだとしたら、來以外の命も込められていたのだとしたら それで、自分が生き続けるだなんてことは、到底考えられないことだった。 なんていえば、みんな怒ったんだろうな。 一人の為に頑張るのが精一杯だった。それ以上は、心配ばかりだったから。 あの場で背中を押せたことは、悔いなく送り出せたと思ったことは、思い込みすぎじゃないことを祈りたい。 変に重たく言うよりは、軽い挨拶のように、風をおくるような心地のがいいだろうから。 「　そうやって、オレは守られた、……考えられなかった時間は、ずっと長かった」 「恐怖につつまれたあの空間は蠱毒なんかじゃなかった、違った、はは。 暖かかったんだ、どこよりも」 「でもオレはいかなきゃならない、つめたい海に置き去りの妹を迎えに行かなきゃ」 「だって寂しいじゃないですか、それに、一人じゃあたためられないでしょ。 身も心も」 「それを、オレは教えて貰った。 思い出させて貰った。 みんなに」 「あの部屋で出会った、鬼神さん、来海さん、狛之さん。 みんなからだ」 「また会いたいんです、そんときゃ名前でよびたいですが、厚かましいでしょうね」 「けど、会えなくても、きっと元気でやってるって安心してます、オレ一人勝手にですけど」 「ハハ、自分責めてたら、怒らなきゃ。 オレの背中たたいといてそりゃないでしょって、ね？」 「ほんと格好悪いとこばっかだったんだ、んだよな。 へへ」 孤独から解放されたきみが、妹の手をとっていられることを祈って。 手が震えてままならない格好悪い兄ちゃんだけど、それでも君が笑ってくれるなら。 『何があっても決して後ろを振り返らず』 *** memory　http://privatter.net/p/2176486 --94/10/1

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