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【②明けない夜】 [プロフィール] リサイクルショップ経営の傍ら、各地を自転車で駆け巡り 仕事をこなしながら口を糊する生粋の技術者。 礼儀作法には疎いが義理人情に厚い性格なので友人は多い。 主に電器・機械の修理や製品開発などが得意で、 昔は地方で電器店を経営していたこともあるが、 残念ながら商才はなかったらしい。 妻に先立たれ、息子が独り立ちしてからは 気ままな流浪の生活を送っている。 旅先で異形に襲われたことがあり、なぜかそれ以降 後ろ髪の伸びが早くなり色も黒くなる。 日本人形はその旅先での貰い物。これをくれた相手は 途中ではぐれ、探しているも未だ見つからない。 性懲りも無く財布を落としてしまい彷徨っていたが、 民宿の温情により泊めさせてもらっている。帰ったら振り込む予定。 [後日談] ロスト。 死にはしていないが、現実世界から遠く隔離された。 とはいえ、持ち前のタフさでなんとかなるさと呑気な気分。 まずは、地球の裏側の様子でも見に行くか。 なに、時間はたっぷりあるさ。 [裏・後日談] 禿糊の失踪に最初に気づいたのは意外にも両徳寺祥音。 なぜなら、「自身に何か合ったらすぐ知らせる発信機」は禿糊の発明品だったから。 失踪宣告はできないが、遺言もあったため、葬儀（形式上は生前葬となる）をした浅田繁則だが、 後日公衆電話から禿糊の着信が入る。 「ようシゲ！会えないけど電話はできるようになったぞ！わっはっは！」 その顛末は西原十色の耳にも届く。西原は自身や禿糊の母校・八嘉ヶ見高校に弔いを兼ねて七不思議を追加する。 タイトルは、「異世界からの電話」。 ---------- 【①彼岸荘の夜】 [プロフィール] 自電車で各地を駆け巡り仕事をこなしながら口を糊する生粋の技術者。 礼儀作法には疎いが義理人情に厚い性格なので友人は多い。 主に電器・機械の修理や製品開発などが得意だが、職種にこだわりはない模様。 昔は電器店を経営していたこともあるが商才はなかったらしい。 妻に先立たれ、息子が独り立ちしてからは流浪の生活を送っている。 ・家族構成 実子　　　浅田 繁則(32)（あさだしげのり） [裏設定] 禿糊は相当な腕前の技術者で、後輩たちからは神といわれるほど。 息子・繁則も技術者だが、腕前は父に及ばずコンプレックスがある。 しかし、禿糊の得意分野は修理・生産技術でそれ以上の展開はなく、 拙くともゼロから発明を生み出せる繁則を、禿糊の方は密かに羨んでいる。 生まれはC県八嘉ヶ見市であり、あの八嘉ヶ見高校の出身でもある。 当時も七不思議はあったらしいが、仲間たちとラジオとかを作ったり直したり して忙しい身だったので無関心だったらしい。 とはいえ地元への愛着はあったので、八嘉ヶ見市で電器屋を営むことは前々から考えていて、 結果2号店ではあるがその夢は叶った模様。 そんな中友人が事故で亡くなり、彼の子(西原十色・玲奈の兄妹)を数年間預かることとなる。 余談だが、新聞部の部長となった十色をサポートしまくるあまり、 写真屋と勘違いされた時期もあったらしい。 [後日談] 生存。 繁則のもとに禿糊が入院したとの報が入る。 旅先で怪我などというのは初めてだったので驚く繁則。 母も亡き今は共に暮らすのも考えていた矢先の出来事だったが、 禿糊本人はその気はない模様。 また、気がかりなのは同じ病室にあの両徳寺祥音がなぜか居たことだが、 いまはどうしようもないので見守るしかない。

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