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◆天使（人外） 君は天使の中でも、珍しく、大きな翼が6枚ついた天使だった。 だが、6枚の大きな翼は見栄えが良くも重く、飛ぶことすらままならなかった。 その結果、花畑へ落ちた事があった。その時に君は目の見えない女の子に出会った。 目の見えない少女と話しているうちに君は彼女に惹かれ、自身の翼を彼女の「目」として与え、 その場を後にした。 それは君にとっても不思議な感情、そして与えて消えた翼のおかげで軽くなった 気持ちのまま君は天界へと帰ったが、翼を落とす行為、人に与えてしまった事に神は怒り君の翼をもう一組奪い 1000年の眠りにつかせた。 そうして長い年月を経て、目覚めた君はまた…花畑で懐かしい声で目が覚めるだろう。 心理学、博識学が自動成功。あと人外なのでAPPは高くて良いです。 それと、君は「翼を落とす儀式」の方法を知っている。これは使いたいときに宣言していただければ 公開します。 今は翼が二枚。 ◇あまり感情が動かない。優しいが冷たくも見える。心はあるのだけれど、あまり動かない。 だからこそ目の見えない少女に動かされた心、感情に抗えなかった。それは、翼なんかよりもずっと大事なもののような気がした。 永い眠りから覚めたので少しぼうっとしていて、ドジなところもある。寝起きなので余計に歩き方が心もとなくよく転ぶ。 歌やお花、綺麗なものが好き。綺麗だなと思うとすぐにそっと触れて撫でてしまうくせがある。 昔はあまり誰かに謝ったことがなかったが、神の怒りに長い間触れていたことで、すぐに「ごめんなさい」「ごめん」と言う癖がついてしまっている。 見栄えのいい翼を持っていたので天使たちの中では一目置かれていたが、うまく飛べなかったせいもあり、友達と呼べる人はいなかった。 友達の作り方がわからない。無口に見えるが話してみるとそれなりに喋る。聞き上手に見えるのはただなんと言えばいいのかわからず考え込んでいるせい。 翼を少女にあげたことは後悔していない。翼を奪われたときも、後悔はしないと思った。やっとこれで「ふつう」になれると思った。 けれど胸の奥にぽっかりと穴が開いている。喪失感。何を失ってしまったのかわからないままずっと一人だ。 あの子はあの後、幸せに生きることができただろうか。 喪失感。渇望感。それが激しい感情にもなり得るということをまだ知らない。 笑うと声をおさえようとして口を手で覆い、結果的にお腹が痛くなってしゃがみこむことになるししばらく動けない。

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