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生まれは日本だが親の仕事の都合で中東で育つ 10の時に両親がテログループからの強盗にあい両親が死亡 自身は行方不明扱いとなる 生きるために男娼となったり、その稼ぎを奪おうとするハイエナ共から逃げ隠れする毎日 ギャングの様な自警団の様な組織を結成し一通りの戦闘技術を培った 16となり、在る時テロ組織の名を騙るチンピラ共が 自身のシマで日本人をカモろうとしてるのを発見 ただちにチンピラを射殺、結果としてその日本人を守った形になった 一連の騒動の後その日本人は紫月を見るや否や紫月の苗字を言い当てた 彼の名は鹿禦野 大輔、紫月の両親の部下だった 涙を流しながら彼は両親のことを語ってくれた 本当は自分がこの地へ行くはずだったと 自分の代わりに両親は犠牲になったと どうやら彼は毎年この地に訪れ行方不明となった紫月を探していたらしい 父は相当なお人好しだったらしく 大輔の失敗を庇い部下の失敗の責は上司である自分が取るのでといい 大輔の代わりに中東に赴任したという事も語ってくれた その恩に報いることも出来ず順調に出世し 今や系列グループの長として生きている自分をずっと許せなかったらしい そして紫月を漸く発見することが出来た 大恩を返すときだと彼を引き取り自分の息子として家に引き取りたいと申し出た 紫月は大輔も並々ならぬお人好しだと思いながら その申し出を受理し、日本へ再び戻った それから十年 彼はそのグループの傘下にあるPMCに就職 グループの要人警護 実践で培った戦闘法などをフルに活かして活躍している 柾木家での事件のあと本社直属の警備保障会社に引き抜きをされ 逮捕術指導顧問となる 出勤も勤務もなく年棒2000万という不気味なほどの高待遇は 顧問といっても柾木家の件を他言しない為にあてがわれた物なのだろうと黙認した 現場に行くことも部下に関わることもない 年に二回程ある逮捕術を新入りの前で披露するといった退屈な仕事である 仕事が特になくても体を鍛え、戦闘技術を高めているのは傭兵として生きてきた紫月の変えられない習慣だろう 最近では諸国漫遊しながら日本での平和な生活に馴染もうとしているようだ その旅先で大井 由香李と出会う どうやら自分と同じ諸国漫遊を楽しんでいる様だ 現在紫月は自身の経歴を聞いた由香李に頼まれ警護ついでに色々な場所について行っている 愛読書は上田次郎の「どんと来い超常現象」 ---------------------------------------------------------- サイコメイズにて狂気に囚われロスト

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