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柳葉　辰己（やなぎば　たつき） 家族は、同年齢の兄 巽（たつみ）、小学6年生の妹いなさ、祖父母がいる。 カウンターテナー。プロのソリストとして活動中。 地声とファルセットの差を感じさせない歌声。 小柄な体格のためか、自声が高め。 音楽療法も学習はしているが兄の影響でありそこまでやる気が無い。 趣味でスポーツウィップ。クラッキングよりターゲットの方が好き。 立ち絵の服装は女性用のアオザイをオーダーメイドで発注した講演会用の衣装の一つ。 男性用はだらりとゆるすぎて好みではなかった。 --- 母は身持ちの悪い人だった。故に、父は知らず。 巽（たつみ）と辰己（たつき）と名付けられた双子の兄弟は生まれて間もなく彼女の祖父母に預けられた。 彼女の父母とは思えないほどに出来た祖父母が慈しみ育ててくれたおかげで何不自由なく幼少時代を過ごした。 私はいつも兄の後を追いかけていた。 運動･勉学･人望等々、何においても兄に敵うことはなかった。 周りは何かと双子なのにお前は出来が悪い、最低の部類は双子なのに父が違うのだろうとと言い放ったが、兄は別だった。 「僕にはできない、辰己にしかできないことがある。」と、私の手を取り励ました。 兄は殊に声楽を得意とした。 絹の如く艶やかで伸びがよい声に独自の解釈で叙情的に歌う姿に誰しもが才を感じた。 そんな兄の隣で歌える誇りを胸に、私も歌い続けた。 中学2年の某日、門前に女の赤ん坊が無造作に置かれていた。 母の子だと直感が走った。 それ以来母と会うことはなく、後に勘も正しかったを知る。 どうしようもない母とどこの誰とも知れぬ男の間にできた娘であっても、兄も私も妹を可愛いがった。 兄と私とで相談し、いなさと名付けた。 兄と私と妹と。他にそういないだろうほど仲がいいキョウダイとなった。 兄と同じ高校、大学へ。 共に声楽の道を進み、共に歌うこと、いつかはともにプロとして舞台へと誓い合っていた。 それは守られることはなかった。 兄は今海外にいる。 どこぞの国の難民の為の学校へボランティアとして赴き音楽を教えているらしい。 音楽を楽しみ、学び、奏で、心に安らぎを。 臨床音楽療法の一端を学んだ私にも理解できない事ではなかったが、兄が私の手を離した事に変わりはない。 「辰己にしかできないことがある。」 今日も歌う、とめどなく湧き出る想いを乗せて。 --- 「ひなげしの君へ」クリア 中二病こじらせて魔王気取りしていた 鏡に映る私は美しい 「Concert of madness」クリア あいかわらず鏡が好き。 ピアニストの生演奏でご満悦。 たっちゃんは女子トイレにもはいれる♡ 「トロッコ」　The Right Way End　クリア 魔界案内はお任せあれ 「人の形」　クリア 全てのモノに映る私は美しい そして女物の服は私によく似合う 「懐疑の代償」クリア 漆黒の姫君と共に 「魔王に捧ぐ旋律」クリア 属性かぶりすぎではないか？ないか？？

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