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特徴【オシャレ】身だしなみに気を使っている　APP+1 いろはの肺が動かなくなったのは中学の時、突然だった。 いろはは小さい頃から水が好きで、地上より水中にいる方が長いのではないかというほど水泳に身を投じていた。 人からは人魚だの魚人だのと言われ、まるでそこが本来の生きる場所だというほど水中で自由に動き回る姿は大層美しく、いろははこのまま水とともに生きるのだと誰からも思われていた。 暑い夏の日だった。いつものように海へ向かおうとしたいろはに異変が訪れた。 息ができない、吸っても吸っても酸素が取り込めない。地上にいるにも関わらず常時水中にいるかのような窒息がいろはを襲った。ここはお前の生きる場所ではないと言われたかのような絶望感だった。 病院に担ぎ込まれてわかったことは、いろはの肺が急激に衰弱し動かなくなったこと。普通の人工呼吸器では生命維持が困難なため特殊な呼吸器で常に肺へ管を通し、無理やり酸素を取り込まなければならないこと。いろはの症状に合う独立した人工肺は開発されていないため退院ができず、もう二度と泳ぐことが許されないこと。 人魚はヒレを失った。呼吸器を喉を通しその入り口をマスクが覆うため発声が難しくなり声も失った。水中での自由も失い、唯一許されたのは呼吸機器を引きずっての徒歩移動のみだ。 他者との意思疎通はパッドでの文字の打ち込みで行う。呼吸器と接続されたコードを切断されればいろはは簡単に死に至る。その時はきっといろはの恨みがましい呪詛が聞けるだろう……親ですら数年聞いていない人魚の声を聞けるだろう。 『僕は死ぬなら水の中で死にたいと思ってる でも今それは叶わない』 『1日だけでいい この重たくて邪魔くさい、水濡れ厳禁な機械と口うるさい医者から離れられたら』 『僕はすぐにでも海に入って、そのまま泡になって消える』 死にたくなんてない ずっと海と一緒に暮らしたい。いつか治るかもって希望を持たせてよ……また泳げるようになるって、言ってよ…… 『よく夢を見る 僕は水中で息をしてて、みんなは息ができなくて苦しそうにもがく夢』 『水の中は綺麗なものがたくさんあって、僕は泳いでそれを見に行く でもみんなは苦しいからそんなことしてる余裕はなくて、僕を憎たらしそうに見てる』 『、なんでそんな話したかって？さて、なんででしょう。かんがえてみて』 お前の肺が羨ましいんだ 今すぐここが海の中になってしまえばいいのに 『よく人魚って呼ばれてた、昔。人魚って食べたら不老不死になれるんだろとか言われたこともある』 『人魚の肉を食べたら不老不死になるのに、なんで人魚自体は不老不死じゃないんだろ』 不老不死だったら肺がおかしくなることもなかったのにね 『』内は打つのめんどそうだし素っ気ない口調かも 実際は〜なんだ、〜だよね、〜でしょうって感じ 揺蕩う水みたいな口調（PL用メモ） 趣味は筋トレ　肺が治っていざ泳げるってなったときに、今度は体が弱って泳げませんってなったら…嫌でしょ？ それに、こんな生活してると楽しみが全然ないんだ。僕は…お喋りするにもテンポが悪いから。眺めることと、見ることしかできないから。 〜〜〜 病気が完治した！すっごくうれしい　同室の子も一緒に治ったからなおさら嬉しい！ これからもよろしくね

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