タグ： 紫水晶のなか 歪んだ願いを

【はじまり】 あれは誰だったのだろうか… 自分と同じく罰を受けた人。 その人と約束した、大切な約束。 それがどんなものか、そもそも誰と約束したのか もう忘れてしまった… 罰から逃れた自分が感じるのは清々しさ、解放感。 壊れた枷は解放と自由の象徴だ。 しかし本当に自分は抜け出せたのだろうか？ どこか、他人の敷いたレールの上を歩いているような。 体のあちこちから糸が伸びているような。 本当に自分は自由なのかそれを知るためにも……… 【歪んだ願いを シナリオクリア】 目が覚めると牢屋のなかだった。 ああ、牢屋は嫌だ。嫌な思い出が蘇る。 辺りを見渡すと、仲間がいた。 俺と同じ、けれどそれぞれ特性を持った仲間だ。 それぞれの感情はもっと複雑だけど、根本は一緒 『俺が彼等を守らなければ』 鳴り響いてくる金属音を頼りに階段を昇り、 扉を開くと紺の髪の……仲間のような、もの。 何故か胸が締め付けられる…痛い、でも心地好い。 後悔のしるし？いやちがう、これは恋や愛のそれら 成程これが恋心か。何と嬉しい痛みなんだろうか。 今度は彼とも一緒に行動できるらしい、嬉しいな。 仲間とともに扉を開くと …願った世界とは違う世界が、そこには広がっていた

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