タグ： @ライラ

ハンス・クリスチャン・アンデルセン。童話作家であり、その年齢は明らかに成人を越えているはずだが、小さな身長と童顔があいまって幼く見える。何年たっても見た目が変わらないので不老不死説が流れるほど。 常に締め切りに追われているが、筆がのらないと書けない体質のため苦しんでいる。 特技は人間観察。表にはあまり出さないが偏執的な心配性で、奇行に走ることもしばしば。 恋をするなら少女に限ると言い切る童貞。 最近は動画を見るのにハマっている。楽しい。 絵本が売れてそこそこ安定した収入を得ている。 制作(貴方のための物語)メルヒェン・マイネスレーベンス ランダムバフ。技能成功＋相手が幸運-20に成功したら、望む技能に20の補正 【HO】 あなたは善きショゴス・ロードだ。 「「ライラさんＰＣ」」という人間はサロン仲間に出会ったばかりの頃、不運にも山中で足を滑らせ、崖から転落、死亡している。死体を食べたあなたは「「ライラさんＰＣ」」として善良な心を持ち、生きていくことになった。 また、瀕死だった「「ライラさんＰＣ」」との約束である「おれとして生きて、心ゆるせる友人を作り、幸福な物語の中で死ぬ」ことがあなたの行動理念だ。 あなたの使命は、この旅行からサロン友達を無事に冬木市に帰し、今まで通り「「ライラさんＰＣ」」として穏やかな日々を過ごすことである。 探索者にこの真実をばらした場合ＳＡＮ値チェック（１／１Ｄ３） ※なお、あなたは自動的にＡＰＰ＋２、ＰＯＷ＋２、ＣＯＮ＋２となる。 ※「ライラさんＰＣ」は両親が死亡しており、親戚もいない。 ※「ＨＰ５以下」「一度にＳＡＮ値減少６以上」「自分の意思」でショゴス体に戻る。（ＳＡＮ値チェック１Ｄ６／１Ｄ２０） ショゴス時のみ下記参照 ＳＴＲ：２５、ＣＯＮ：３１、ＳＩＺ：２０、ＩＮＴ：１８、ＰＯＷ：１８、ＤＥＸ：１５、ＥＤＵ：１８、耐久２５、ＤＢ＋２Ｄ６ 押しつぶし：８０％（ＤＢ） こぶし：６０％（２Ｄ３＋ＤＢ） 使用可能呪文：記憶を曇らせる（るるぶＰ２５５参照） 【アンデルセン】 「とうとう俺も焼きが回ったか。絵物語ばかり書いてきたツケが、死の間際で頭にまで回ったらしいな。 目の前に醜くてどでかい化け物が見える。 そう急ぐな、お前さんが肉食がどうかは知らんが……いや、みなまで言ってくれるな。もしかしたらと思っただけさ。 ああ、どこからどう見ても人食いの化け物だとも、自信を持て。 俺を食べるんだろう？ どうやら完全に死ぬまで少しは時間がありそうだ。ディナーの前に、俺の話を聞いていかないか。 食い物が調理過程を講釈しようなどと、悪趣味極まるが、いかんせん俺はこういう男なのでね。 死ぬ寸前まで！ あるいは死ぬまで！ 今際の際を極めるまで！ この口を止めはせんぞ。それくらいが作家を名乗る俺のちっぽけな、下らない、小さなプライドなんだ。んん、今のは笑うところだぞ？ ――男の話をしよう。山で足を滑らせて致命傷を負う間抜けな男だ。 家族はいない。友達もいない。夢破れて、恋敗れて、落ちぶれた男は思った。 そうだ。物語を書こう、それもとびきり救いに満ちたお話を。 そうして書いた話が、絵本になって大当たりだ。男は生きていくのに不自由しない大金を得た。編集者から次の話を書け、次の原稿を書け、と追い詰められるようになったものの……。 男は、少しだけ、爪の先程度の違いだが、世間と関わるようになった。そのせいか、最近知り合った奴が何人かいる。そいつらとは、別の世界で戦友だったんじゃないかと悪夢を見るくらい話が合う。 けど、知人とすら言えない顔見知り程度の付き合いで、男は死んでしまう。残念ながら男の物語はそこでおしまい、というわけだ。――だが諦めの悪い男は思った。 そうだ。俺の代わりがいればいい、それもとびきり善良な俺と同じ奴が。 ついでに、俺の代わりに、締切に追われて、散財して、うまいものでも食うがいい。俺のような、ちっぽけで骨と皮ばかりの見るからにまずそうな肉塊でなくな！ ああ、目が見えなくなってきたな。暗い。息も苦しい。 痛くないかだと？ 痛いとも。痛いに決まっているだろう、馬鹿め。化け物には痛覚がないのか？筆舌に尽くしがたい激痛だ。だが俺は喋るぞ。語るのをやめたら作家を名乗れん。俺を、名乗れん。 お前にひとつ忠告をしておこう。いいか。不幸な結末を信じるな。不幸な生きざまを信じるな。 生きて、死ぬことは……幸福だ。幸せそのものだ。 一分一秒が愉快で、息をするのも惜しくなるぞ。試してみるがいい。そら、俺の人生をくれてやる。ここからはお前が綴ってみろ。 勿論、エンディングは読者の誰もが唾を吐くほどハッピーでなければ許されんぞ。なにせこれは『アンデルセン』のための物語だ……！」 だからこれは、『貴方』のための物語なのだと、アンデルセンは思った。 中学→引きこもりかつ人間嫌い。童話を書いてみたら、天才性を発揮して大ヒット 高校→進学せず。サロン友達と仲良くなりはじめ。体力を付けようと山登り中に死亡 １９９９年４月　サロン友達が知り合う（中学３年・１５歳） ２０００年８月　「ライラさんＰＣ」死亡（高校１年） ２０１５年８月１５日　旅行へ

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ