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48 大切なもの(D) 1d6=3 他人には価値のないものだが、大切な品物をいつも身に着けている。失った時には1/1D8正気度ポイントを失う。 59 ド根性 根性がある。あらゆる抵抗表を使用したロールで、成功する範囲に+5%。 -------------------------------------------------------------------------------- [警官]を参考に独自に8つの技能を選択 -------------------------------------------------------------------------------- 「自分はあまり、器用なほうではないのです。」 「それは、自分に尋ねてらっしゃるのでありますか。」 「この一理、罷り通す。」 ■村上 硲(むらかみ はざま)　 　1902年9月2日生まれ　男 　実直、勤勉。平和を好み、守るための剣を振るう事を望む。 　同期から女顔をしていると言われる程度には淡麗で、それなりのトラブルもあったりした。 　職業は大日本帝国軍人であり、主に内地で勤務。一度支那(中国)に渡ったが、 　戦争らしい戦争は殆どしていないとも言える。第二次世界大戦前、最中、 　上官となった人間に従い、情報収集、防諜、リーク等を秘密裏に行っていた。 　現在は東京都浦方市二都町にて、結界、及び町の守護を行っている。 　硲は二都にある叢雲神社神主の次男息子であり、神社跡取りであった。 　家族には、母「千里」、父「剛」、姉に「ゆかり」がいた。長男は産まれてすぐに亡くなる。 　幼少期に母を亡くし、その後第一次世界大戦勃発。 　父がまだ若く健康であったこと、姉が巫女務めをしていて十分父を手伝っていたことから、 　神社の手伝いよりも、時勢もあり、護国・家族のため、兵士となるを優先することに決める。 　その後姉からのすすめもあり、士官学校を目指した。入学前年に第一次世界大戦は集結。 　当時、士官学校卒業からの入軍は、出世が約束される道であったが、 　2学年目の冬に姉が流行り病で亡くなり、父もその翌年に倒れ、 　彼の看病の為や、神事を代わる為に士官学校を中退した。 　士官学校中退は汚点となったかというとそうではなく、 　退学の背景では教員教官らから十二分の成績、非常に真面目な態度が評価されており、 　6年後、教官であった一人から、下士官増強のため設立された”陸軍教導学校”に入学推薦される。 　(本来なら軍人として5ヶ月以上従事した者しか入学できないのだが、特例で推薦された) 　父の快気、自身の結婚、そして第二次世界大戦の火種を各国が燻ぶらせている事を話の中で聞き、 　機会だと思い、改めて陸軍従事することを決意した。 　卒業後、陸軍曹長として内地で働き、特務曹長に昇進する。 　この時特務曹長昇進を推奨した人物との付き合いで、警察、特高、憲兵等とのパイプが出来、 　彼らに連絡係りとして使われたり、捜査に加担することとなった。 　そういった仕事の従事の中、憲兵への転化を暗に薦められる。 　憲兵というのは特高のように、政治的な取締許可を得ている陸軍兵のことであり、 　防諜活動を行う軍部機関でもあった。一般陸軍歩兵のふりのまま、憲兵活動をしてほしいと、 　昇進推薦をしてくださった上司から頼まれる。 　当時の日本が”情報戦略”で大きく遅れをとっているという背景を知っていたために、 　彼の頼みを受け入れた。陸軍憲兵学校へ入学推薦をうけ、内密に入学。 　6ヶ月にわたる防諜教育を受け、支那語、英語を学び、 　陸軍歩兵の階級を持ったまま、憲兵の顔も持つようになった。 　その後二・二六事件鎮圧に大きく関わり、件の上司の指示もあり、石原莞爾の指揮下に入り、 　宇垣内閣発足の妨害工作、支那にて盧溝橋事件不拡大のために奔走した。 　(石原莞爾は『軍部主導で政治を行うこと』を目論む戦争へ意欲的な面もあったが、 　 日本と中国の全面戦争を避けたい、満州国を満州の人間が統治すべきだとも考えており、 　 対米戦争についても時期尚早と見るなど、先見の明がある人物でもあった。 　 彼は満州国の盟友国化に理解を示さない東條英機と確執が出来ていき、後に左遷される。) 　 　仕事は、参謀本部への出入り、上官の護衛、 　特高警察への介入や、国内国外の味方に対する防諜活動にある。 　戦場で敵を斬った回数より、アカや売国奴を取り締まった回数の方が圧倒的に多い。 　複数の権力者から出世欲の低さや忠義を買われ使役され、 　”多数の組織に出入り出来る””陸軍歩兵連絡係り”として重宝された。 　職務のなか、自分の思い描いていた正義との葛藤がありながらも、 　家のため、国のためにと務めに従事した。 　 　1945年、終戦間際となった東京で死亡する。享年42歳だった。 　 　… 　その後、 　2002年、夏。 　一人の陰陽師と会い、第二の人生が始まる。 　 ■ 1902年　誕生、次男(長男は早世、長女と二人姉弟) 1910年　[5歳]母「千里(ちさと)」が病に倒れる 1912年　[7歳]母、死去 1914年　[12歳]第一次世界大戦勃発　 1914年　[12歳]8月23日、日英同盟に基づき、日本がドイツに宣戦布告 1918年　[16歳]第一次世界大戦・終結 1919年　[17歳]陸軍士官学校入学 1920年　[18歳]年の暮れ、スペインかぜで姉の「ゆかり」が死亡する 1921年　[19歳]神主である父「剛(つよし)」が倒れる、看病と神事を行う為、士官学校中退 1923年　[21歳]9月1日、関東大震災 1923年　[21歳]闘病の末父が神主として復帰 1924年　[22歳]復興支援のためを兼ねて国内活動のため陸軍予備隊で働く。 1924年　[22歳]士官学校時代にお世話になった草加大尉から声がかかり、活動に関与する。 1926年　[24歳]妻「惟子(ゆいこ)」(20歳)との見合い・結婚 1927年　[25歳]長男「健(たける)」が生まれる(父による命名) 1927年　[25歳]新設される陸軍教導学校(下士官育成所:仙台)に推薦され入学 1928年　[26歳]陸軍教導学校卒業、東京に帰還、下士官(陸軍『曹長』)となる 1929年　[27歳]次男「清(きよし)」が生まれる(硲による命名) 1930年　[28歳]『特務曹長』に昇進、昇進推薦した上官繋がりで密偵類の仕事を頼まれるようになる 1930年　[28歳]【メイキンウーピーは東京駅で恋をする】 1931年　[29歳]陸軍憲兵学校へ入学推薦を受け、入学、6ヶ月の教育を受ける 1931年　[29歳]満州事変が起こる(石原莞爾首謀) 1932年　[30歳]長女「昭子(あきこ)」が生まれる(妻による命名) 1933年　[31歳]五・一五事件、密偵として海軍動向を調査 1934年　[32歳]次女「千代子(ちよこ)」が生まれる(硲による命名) 1936年　[34歳]特務曹長の表記が准尉に改まる 1936年　[34歳]二・二六事件、鎮圧阻止に貢献、石原莞爾から評価される 1936年　[34歳]支那に渡る。石原莞爾、辻政信らの密偵として満州内務に数関与 1937年　[35歳]三女、「良子(よしこ)」が生まれる(妻による命名) 1937年　[35歳]盧溝橋事件 1939年　[37歳]10月15日、日本に帰国 1939年　[37歳]東條英機による石原莞爾の左遷に伴い、石原とのパイプが斬られる 1940年　[38歳]日独伊三国同盟 1940年　[38歳]三男「豊(ゆたか)」が生まれる(硲による命名) 1941年　[39歳]10月18日、東條内閣発足 1941年　[39歳]真珠湾攻撃、第二次世界大戦勃発 1942年　[40歳]四男「進(すすむ)」が生まれる(妻による命名) 1944年　[42歳]東京大空襲、父「剛」が肺を悪くし死亡、実家も被災する 1944年　[42歳]長男「健」が戦死 1945年　[42歳]8月14日、宮城事件にて死亡 ︙ 1998年　2月25日、ひ孫の「伊弦(いづる)」が生まれる 2002年　氷室凶に出会いがしらでビンタされる 2007年　友人を見届け、結界守護に供奉する 2020年　1月、春神楽の余興に呼ばれ参じる 2020年　8月、同上。レグルスと出会い、剣の結晶を受け取る 2021年　4月、【海底神話都市ルルイエ】 2021年　8月、再び神波の神楽へ。 ■ 惟子…妻。淑やかで強く、美しい女性。 山吹[1298039]…同年の同期。友人。良き仲間であり、共に道を歩んだ。 -------------------------------------------------------------------------------- ■AF、呪文 -------------------------------------------------------------------------------- 【AF】イゴローナクの鞭 　＜鞭＞あるいは＜APP＞×4＞が基本成功率となる。 　このムチで相手を攻撃すると、攻撃対象は快楽のあまり1ラウンドの間＜スタン＞状態となる。相手に効くかはKPが判断する。 　このムチで＜組み付き＞を試みると、対象は＜STR＞22との対抗に成功しない限りムチを解けない。 　ムチを振るうごとに倒錯した嗜虐嗜好が深まり、1d4の正気度を失う。 　持つとほのかに発光しているような錯覚を受け、手に取っただけで倒錯した嗜虐嗜好が湧いてくる。 　マゾヒストに振るってやりたくなる…らしいというかなった。あぶない。捨てたい。燃やしたかったけどできなかったので 　神社にとても厳重に封印してある。申し訳ない。当時一瞬でもほんの一秒でもかなりおぞましいことを考えたので、切腹したい。 　 　… 　と思ってたら今になってめっちゃ振るっちゃったしスッゴイ手に馴染む。 　どう見ても呪われてんだが氷室もうちょっとコレどうにかしてほしかった。 -------------------------------------------------------------------------------- 《完全》(基本P.255) 　外なる神の許しを得た上で使用可。 　POWのポイントを任意のステータスに移動させることができる。 　自分でも他者でも構わない。正気度喪失1D6。 　 《生命の察知》(基本P.266) 　ある地域でそこにいる生命体の性質を感知できるようになる。 　特定の個体の識別はできない。正気度喪失1、消費MP1。 《ナーク=ティトの障壁の創造》(基本P.274) 　消費MP1につき、1D6の耐久/STRをもった障壁を作成できる。 　正気度喪失1D10。呪文を掛けるための時間は1分。 　この障壁は精神的な攻撃・肉体的な攻撃にも有効である。 　呪文を知っているものであれば誰でも一緒にMPを捧げることができる。 《クトゥルフの封印》 『　いあ いあ んぐるい やが　くとぅるふ　なふるだぐん　』 　基本的には対象とのPOW対抗を行い、成功すれば封印することができる。 　このPOWは一人からしか提出できない。 　ただし例外があり、 　クトゥルフの体がダメージを負っていれば、封印は行いやすくなる。 　術者のPOWと、クトゥルフのHPでの対抗が可能となる。

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