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サスペンスからコメディまで幅広い作品を世に送り出す『鬼才』として確かな地位を確立する。 作家を志した理由は「この目で見た景色を余すところなく表現したかったから」。 こだわりが強く、文章の表現ひとつにも手を抜かない（職業：芸術『文才』）。かつては心理描写の技術を深める為に、心理学に関する参考書を図書館で1ヶ月毎日読み続けたことも……（職業：図書館、心理学）。 人の心理や表情、情景などの描写能力と無駄の無い丁寧な伏線展開が織り成す説得力の高い書き味（職業：説得）が武器。どんなところにもよく気が付き、どれほど細かいところも余すことなく描き出す繊細な文章も魅力のひとつだ（趣味：目星）。 幼い頃頻繁に旅行に連れて行ってもらった影響か自由奔放で旅好きな性格（趣味：ナビゲート、運転『普通乗用車』）で、週末はよく愛車（と、ときたま旅仲間である同い年の女性『大蔵真子』）と共に全国各地を走り回る。今回この地へやって来たのもそのうちのひとつなのだが、今回だけは相棒に何故かやたらと力強く迫られて押し負けた形での宿泊となった。 稼いだ印税の使い道として最も比率が高いのは貯金、次いで旅費。いつか海外に行ってみたいとも思っているが、仕事のこともあってなかなか踏み出せないでいる。 有言実行タイプで、義理は堅いほう（興味：信用）。 「日常こそ最大のネタの宝庫……であればこの車――と一人ばかりの同志――と行く旅路での発見もまた、俺にとっては日常そのものである」 「小説を書く上で重要なのはいくつかあるが、俺が最も重要としているのは『日常においていかに細かい変化に気づくことができるか』という点だ。拾えるネタは多いほど良い小説を作りやすくなる――なぜなら、厳選に値する手札が気づいたぶんだけ増えるからだ」 「若い頃には大正浪漫なんかを題材にした作品も書いたこともあった（職業：歴史）が……現代の若者にはあまりウケがよくなかったらしい」 「む、このお守りか？　俺の旅仲間に貰ったものなんだが……どういうわけか『交通安全』ではなく『恋愛成就』の奴を作って来たんで面食らったのを思い出す。これに関してはひとつ今も分からん謎があってな、お守りには何故か俺と送り主の名前が一緒に刺繍されているのだ……手作りというのは総じてこうなのだろうか」

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