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少し内気な高校三年生。 図書委員で水泳部に所属しており、泳ぐことだけでなく、人の手助けになるようなことも好き。 引きこもり疑惑のある兄がおり、何をしているか全くわからないため、尊敬しているとは言い難い。親戚のムキムキ剛に命を助けてもらったことがあり、そちらはとても尊敬している。 兄の通う花屋の店員に、好きな人がいる。 内気なため話しかけることもやっとのため、この恋が成就するのはまだ先かもしれない。 【コーヒーを一杯召し上がれ。】 とんでもないわがままを言ってしまった。 そもそも夢かと思っていたのだが相手が覚えているかどうかも分からないので怖い。 【ラストキス～最後にキスをして出る部屋～】 絶対に言わないと思っていた。変わらないものを大切にしたかった。それでも自分勝手な心が抑えきれなくて、辛くて、それでも大切にした。 そんな自分の無駄な四苦八苦のせいで大好きな人をこんな目に遭わせてしまったと思っている。 -- あの人がそこから出てきたとき、もうこの恋は諦めようと思っていた。本当に迷惑をかけてしまっているじゃないか。そう思っていた。見分けもつけられなかったんですから。だけど、諦められませんでした。大丈夫？って心配する貴方を見てああ私はあなたのそういうところが好きだったのって、優しい笑顔も優しい声も優しい手も優しいその心も、好きだったのって。 だから朝焼けのなか、いつもの花屋さんまで走った。貴方が忘れていても、顔が見たくて。貴方は待ってくれていました。諦めなくてよかった。一緒にいてもよかった。抑えていた気持ちが止まらなくなった。もう絶対にこの手を離さないようにした。 私ももう、貴方しか見えないんです。

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