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古川夜一（ふるかわ　よるいち）という名前で活躍している遅咲きのミステリー小説家。医学などを嗜んでいる（詳しくは後述）が故の人体描写のリアルさ、生々しさが好評を呼び、ニッチな性癖を擽られた根強いファン達にひっそりと人気を博していたが、著名な芸能人が夜一の本を番組内で絶賛、その後人気を博し、遅咲きながらも有名な賞を受賞するまでに至った。テレビ局から番組へのオファーが殺到しているが、毎回断り続けている（面倒臭いから）。そのため世間では勝手な「古川夜一」像が形作られており、ある人は花でさえも霞むほどの美少女、またある人は年老いた老婆など、様々な憶測が繰り広げられている。それは一時期社会現象ともなり、テレビでは毎日のように古川夜一についての論争が繰り広げられていた時もあったとかなかったとか。当の本人はそれを見ながら腹を抱えて大笑いしていた。古川夜一、もとい古川弥智は、背が驚くほど高く、遠くから見れば針金のような、インチキくさい４０歳に片足を突っ込んだ三十路である。 かなりのヘビースモーカーで、数日間で一箱開けるのが常で、酷い時は二日間に一箱開ける。 幼い頃から病弱。今は腰が弱くなっているらしく、腰をいわしては早すぎる老化に落ち込む日々。 昔から怪談好きな祖母の影響で怖い話に興味があり、そのような小説を読みあさってはいかに怖く、おどろおどろしく読めるかという話術を祖母から教えてもらっていたため口は達者で弁が立つ。しかし祖母が亡くなってからは噺家ではなく小説家の方面を志すようになり、その過程で医学に興味を持ち、今に至る。医学、薬学などはほぼ独学。 ほんの少しだけ虚言癖がある。 聖職者、鷺沢直の親戚。天涯孤独となった直を面倒だと思いながらも、仕事が落ち着いたら生存確認をしに直の教会や家に足を運んでおり、なんだかんだ言って放っておけないようで面倒は見ている。直にありもしない嘘を吹き込んではからかって遊んでる。 （以下、技能の説明） ミステリー小説家ということで芸術（文才）、オカルト。職業病で人間観察が癖になっているので心理学、目星。本を読むのが好きなので図書館。担当者からの締切の催促をいなす（弁が立つという意味でも）言いくるめ。担当が家に乗り込んできた音を聞くため聞き耳。趣味で科学、医学、薬学。その長身を生かしてキック。

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