タグ： ヤマさん

北の国K東郡K士幌町にある小さな駅(十勝三股)に隣接する駐在所に勤務している。 警察官と言っても小柄であり、筋力も強いといえるほどではない。 拳銃もろくに使えず、倉庫に眠っていた警棒を持つもうまくは扱えていない。 村では優しい警察官として名が知れているが、その精神の奥底は闇である。 警棒には血が付いているがその真実は彼女も知らない。 化粧はほとんどしないが、洗濯と風呂はしっかりとしている。 階級は巡査、駐在所所長。 人口が極端に少ないため訪れる人はほぼ居ない、 なので移動用の警察車両も車検以外何も更新されていない状態である。 週一訪れる若い相方は居るが、それは彼女が居ないときなので顔を合わせたことはない。 そもそもとして事件が起こるほどの人も居ないので日頃はのんびりとしている。 【癒やし】自然治癒の速度が3点／週になる。応急手当を受けた場合は6点、医学を受けた場合は9点になる。 週1回、25ラウンドの時間をかけて3点のMPを消費して呪文をかける必要がある。 (HR:癒しの呪文を使用して応急手当、医学を使い治療する場合、成功値に+20でロールできる。ただしMPを1消費する) __________________________________________________________________________________________ 彼女の駐在所にあるオンボロパトカーは、ただゴミとして置かれているわけではない。 五十年ほど前、トヨペットクラウンは当時の新型警察特別車両に搭載予定のものを試験として載せたものだった。 社内でのコードネームは「Hawk(タカ)」。 そもそもとして新型車両の情報は漏洩すれば国を危険に晒すほどの重大事項であり、 それだけ期待の掛けられたものであもり、人の目の当たらない所で試験を行う必要があった。 そのため、北の国でも開発が進まず人の非常に少ないK士幌町で試験が開始された。 非武装集団から武装集団まで対応できる万能特別車両として計画、試作され、試験が終了すれば すぐに量産され、各地に配備される予定であった。 成果は上々で、最終試験も難なく通ると予想されていた。 しかし、最終試験途中で大規模の事件や事故が多発したため試験場へ回す人も惜しいと言うこととなり 試験は中止、更に既存車両で鎮圧には十分と分かり案自体が抹消された。 車両は爆破装置を使用することとなったが、有害物質が発生するとのことで、それも中止。 結局近くの駐在所に「新型車両」として配属され、今に至る。 この情報は彼女と警察庁の長官内で受け渡しされる資料にしか載っていない。 車両の更新がされないのは、当時はその情報が漏れないようにするためだったのだが、 現在は現長官の独断で現状のままとなっている。 最も、一部機能を除いて現在の警察車両と変わらぬ装備もあるため、今はそこまで機密情報でもない...とも思われる。 だが現代の法律に引っかかるため公表は絶対にできない。 もう一台、同車種で特殊発信ペイント弾発射銃の代わりに20mm連装機関砲を搭載したモデルが存在する。 コードネームは「Picidae(キツツキ)」その機関砲は正面に来た戦車を消し飛ばすほどの火力を持ち、 暴動鎮圧用に試験用に開発されたが、虐殺になると社内で批判が起き試験が中断された、とある。 その車両が現在廃車になっているのか現存しているのかは不明。 ちなみに車は消滅しても次の日にはなぜかガレージに復活している ________________________________________________________________________________________＿

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