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虚弱で筋力も体力もない針金おっさん。 細い路地裏を辿っていった先、町の外れにひっそりと佇む小さなアトリエでバイオリンを作っている。穴場中の穴場でいかにも知る人ぞ知るといった感じではあるものの、その分彼の作ったバイオリンはとても良質で彼の噂を聞きつけてはるばる外国からやってくるバイオリニストもいるとかいないとか。しかし何故か知名度が上がらないので売り上げはぼちぼちといった感じ。 出身はカナダだが、人生のほとんどをドイツ（楽器制作の学校に行っていた）や日本で過ごしていたため日本語、ドイツ語しか話すことができない。 学生時代のちょっとしたトラウマ（後述）により人見知り。コミュ障というよりかはコミュニケーションをとるのに対して抵抗があるため、できる限り必要最低限のコミュニケーションのみで済ませようとする。しかし昔からの幼馴染（男。年下）に対しては気心が知れているため普通のコミュニケーションが可能。 楽器制作に対してだけ天賦の才能を発揮する、所謂天才。そのためドイツの学校では他の学生よりも頭一つ二つ程抜きん出た才能と技術を持っていたので良い意味でも悪い意味でも目立ち、ある人からは羨望を、また別の人からは嫉妬を抱かれていて、一時期はちょっとした嫌がらせもあったらしい。最初は自分に何の非もないのに繰り返される嫌がらせに困惑していたが段々諦めがつき、友達という友達もできず、学生時代は孤独に楽器制作に没頭する時間を過ごしていた。そんな経験から元々人見知りの気があった千生のコミュ障に拍車をかけ、ほんの少しスレて今に至る。 天パ気味の前髪を長めに伸ばし、タレ目がちな目を少し覆い隠している。しかし人と話すときは人の目をまっすぐ見据えて物を言う。 バイオリン職人ドイツ人の母とバイオリン奏者日本人の父の間に生まれたハーフ。幼少期からバイオリン職人を夢見て母からの養育を受け、学校にも通っていた。本人はバイオリン制作に対してしか興味を示さず、両親も本人が興味のないことを無理にやらせるような方針ではなかったので、この歳になるまでほぼずっとバイオリン漬けの生活を送っていたため体力、筋力共に絶無。 幼馴染である長沼朔（男、花屋）とは保育園の時からの付き合い。その頃から馬が合うのかずっと一緒にいて、同じ小学校、同じ中学校に進学するも、中学2年の頃に千生がドイツの学校へ編入したため、一旦24歳まで離れることになる。しかし年に一回は日本に帰っていたため、その際は朔に会っていた。 24歳の頃に日本に帰国し、二階建ての物件を買う。一階では朔が花屋を開いていて、二階が千生のアトリエとなっている。 AF：赤い糸の痕跡 お互いの間でのみ使用可能。 一度のみ使用でき、使用した場合片方の SAN を 1d5、もう片方に譲渡することが出来る。 効果を使用すると痕は消える。 「赤い絆」 心中した者達は来世で結ばれる、という伝説に準え、2人の左手薬指に1本の赤い糸が結ばれた。この糸はお互いにしか認知出来ない。糸を追っていけば居場所もわかるだろう。 意識すると互いの強い感情の揺れを感じることができる。

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