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ガスライト特徴表(6,13)：予期せぬ協力者 探索者には、いかなる理由でか自分に忠誠を尽し、援助に来るかもしれない協力者がいる。キーパーが協力者の正体と影響を（おそらくD100で）決定すべきである。また、D100ロールは協力者の助けの見込みや頻度を示すかもしれない。 【影武者】 シナリオ中4回、技能ロールを61%で振ってよい（神話技能は除く。また、技能値マイナスを受けるものとする） 年収200￡、信用初期値10%、総資産1000￡、貯金100￡、所持金10～15￡前後 ナオ=ヴェネディーク探偵事務所にて助手を務める少女。ある日なんの予告もなく押しかけて「居候させてくれ」と上がり込んだ。 主にお使いや掃除などの雑用を中心に日銭を稼いでいる。若さゆえかフットワークは軽い。 テーブルマナーなど、上流階級の心得はあるにも関わらず、世俗的な知識が致命的に欠落している。第一声はほぼ「なにそれおいしいの？」 過去に食した東洋の料理に感銘を受け、以来自分でも作ることを趣味としているが、その正体はとんでもないダークマター製造機。とりあえず火にかければ何とかなると思っている。その創作料理の出来はまちまちで、漆黒だったり、蛍光色だったり、玉蟲色だったり…… 東洋の神秘には薬効があると信じてやまないお残し絶対殺すウーマン。その毒見、もとい味見を断ろうとすると、満面の笑みで追いかけてきてはどこからともなく放たれたナイフとフォークが顔面スレスレに突き刺さる。次いで己の研究成果が如何なる苦労と年月を重ねた末かという粉骨砕身エピソードを懇々と聞かされる。なお当人はウルトラスーパー味音痴なので、自分の料理は宇宙一だと公言して憚らない。 一人で買い物もできないような常識の無さといい、いろんな意味での危うさを抱えているが、ピンチに陥ると何者かが影から手助けをし、幾度も危機を切り抜けてきた。本人は天運に見初められているためだと信じ切って賭場に足を運ぼうとするが、その度に急務が入ったり街道が封鎖されたりして、一度も辿り着けた試しがない。 本人も知らないことだが、彼女の本名は"Ashley Ash Cavendish"――イングランド・デヴォンシャー公爵位を継ぐキャヴェンディッシュ家の血筋である。彼女自身は跡継ぎを作らなかったとされてきた第8代公爵の庶子であり、分家の男子にその爵位が受け継がれることになっていたために、その存在は影なるものとして上流社会から排除された。幼くしてロンドンの街に放り出された彼女だが、本家の後見人が密かに手を回して事なきを得ている。というか本人が何もせずとも何とかなってしまうので学習する機会すらない。ところで、ナオ=ヴェネディーク探偵事務所に押し入る時もやけにすんなり上がり込めたのだが…… 余談だが、Ashというミドルネームはキャヴェンディッシュ家に由来するものではなく、影武者の名である。

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