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清純なアザトース信者JK。 実家は山林の不動産で財を成しており、幼少期から英才教育の下で育った。 フルートの腕前やラテン語はその教育の賜物であり、フルートに関してはプロを感嘆させるほど。 人当たりはよく、少し天然で人見知りだが、心優しい性格だった。 見た目は大人し気な『お嬢様』だが、一方で行動的な一面もあり、オカルティックな本を読み漁ってはそれを実践したりしている。 ある日彼女は、自宅の書庫の禁書棚に『Liber Ivonis』と銘打たれた本を見つける。そこで大いなる白痴にして盲目の神の存在を知った彼女は、 その神に魅了され、『私のフルートは、彼の神に捧げるためのものなのだ』と思い至る。 彼女はその崇高な目的のために、手始めに自分の家の治める山の動物を生贄に捧げる儀式を行った。 その時、哀れな子兎の苦痛に喘ぐ声を聴いたとき、彼女の中に眠っていた嗜虐心はとうとう目覚めてしまった。 彼女の中では、既に目的に対する手段など考慮するまでもなく、『手段のためなら目的を選ばない』という狂気的な思考回路が完成してしまった。 いつも部員たちを振り回す部長の側にずっと付き添い、彼女に献身的に尽くしている。 そんな彼女が部長を見つめる目は、彼女の崇める神への狂信まではいかずとも、『敬愛』ではなく『崇拝』の眼差しだ。

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