タグ： あを～ん ぐわんすきー

元々はごく普通の企業の、ごく普通の営業マンだったのだが、 コンプレックスとしている身長の低さ故か、彼女等もできず、 家と会社を往復するだけのつまらない人生に嫌気が差し、32歳で脱サラし、 唯一の趣味だったラーメン食べ歩きで培った知識を活かし、ラーメン店を企業する。 豚骨系や濃厚系スープの流行りには乗らず、自分が好む魚介系さっぱりラーメンを提供している。 仕入れは自ら市場に赴く事に拘り、長い経験から良い魚を見る目も身についた。 また、野菜等の他の素材にも拘りを見せる徹底振り。 農家等との契約の際には、以前の営業職で培った言いくるめる技術が活かされていたりもする。 しかし、より男臭い職に身を置いてしまったためか、恋愛、結婚との距離も離れ、 アラフォー独身男子という孤独な現実に、またも身を苛まれる事になる。 その寂しさを紛らわし、心に潤いを与えてくれる趣味として見つけたのが芸術鑑賞だった。 特に絵画には大いに興味を示し、自分でも絵を描いてみたところ、中々の絵心があることも分かった。 最近では、この趣味を通してならば女性との出会い、 また結婚への道も見えてくるのではないかという期待もあり、非常に足しげく美術館などに通っている。 この趣味に関しては、決して卵が先か鶏が先か・・・、という話をしてはいけない。

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