タグ： てぇる卓 ゆお

マシューのanother。精神科に通院してる。ちょっと危ない。 人の事を一瞬で事細かに調べあげ記録している。その人の喜びそうな態度を調べ、その態度をとる。気に入った人はその人の心理に深くつけ込み、堕とす。 普段は誰にでも優しい。あまり面倒事は起こらないように行動している。 堕とすのは物理ではない。社会的に殺したりだとか、信じ込ませて酷いことをしたりだとか……。 ノーマルマシューとそっくり。通院している精神科に自分そっくりな男がいて面白いと思っている。そしてその自分そっくりな男と精神科に来ている客を調べあげているよ。だって、精神科に来るってことは頭がやられてるんでしょ？格好の的じゃないか。 物理的には弱い 小さい頃から影が薄く、その原因であるアルフレッドが大嫌い。死ねばいいのに、僕がころしてあげる。［普通］の家庭で生まれ、［普通］に暮らしてきた。でも［普通］であることで特に目立った所もなく、従兄弟のアルとよく比べられ、叱られていた。叔母であるアリスとアーサーの母が死んだ時も、［普通］に暮らしているジョンは周りに合わせて泣いた。そんな所から、人に何でも合わせる、という性格になってしまったのかもしれない。［普通］を脱却したいと感じた頃には、もう遅かった。周りは才能や個性を持った人で溢れている。［普通］なジョンは、ただただそれに溶け込み、相手の色に染まるしかなかったのだ。そして、どの人の脳にも溶け込んでいるジョンしか残らず、「ジョン？そんなひといたっけ？……あー、いたねえ、よく分からないけど」となってしまうのだ。しかしジョンは、会ったことのある人の全てを調べあげ、その色に既に自分から染まろうとしている。 名前を覚えられないように、ジョン・モーリスという名前にしている。ジョンは日本で言う太郎、という位置付けらしく、偽名でも多く使われているそうな……モーリスは聞いたところによると暗い。 本人は気付いていないが、精神科に通う時点で普通ではないと思う。

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