タグ： 冬嗣くず

◆職業―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 海上自衛隊員（艦上勤務） 応急手当・重機械操作・水泳・操縦（ボート）・ナビゲート・サバイバル（海） ＋次の技能から２つ選択：機械修理/電気修理/任意の近接戦技能/任意の火器技能/砲 ◆特徴表――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 35：銃火器の達人 銃火器とは何かの縁があり、普段から親しんでいる。 火器技能5つ（拳銃、サブマシンガン、ショットガン、マシンガン、ライフル）の基本成功率は50%である。 85：自転車通学 あなたは学生時代自転車で通学していた。運転（自転車）の技能に＋５０％ ◆基本情報―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 大銅 零士(だいどう れいじ)　男　26歳 元海上自衛隊員で、5歳年下の嫁がいる既婚者。 彼に近しい者たちには『ゼロ』という愛称を付けられているが、本人はあまり好きではない。 嫁にも呼ばれる。うるせぇもうそれでいいよ。 極度の怠惰症で常に気怠そうにしているが、3年海自でやっていけていた程度の動きはできる。 アクセサリーの類は鬱陶しいので付けてない。勿論指輪もつけない、なんだこいつ。 少年時代はそれなりに普通に過ごし、友人などもいた。本人が友人と思っているかどうかはまた別。 彼から連絡を入れることがほとんどないこともあり、現在友人らに連絡がつくかは不明。 一人っ子。父母共に健在であり、親子仲は良くも悪くもなくまあ普通。 嫁は海外出身だが、日本語が達者。着物が好き。 過去のとある船舶事故で助かった数少ない人間であるが、その時から 下半身不随となっており、共に旅行に来ていた家族は皆未だ行方知れずのまま。 事故後、日本で暮らしつつ療養、暫くして一度遠い親戚の元に引き取られるも、零士に会うために再び日本へとやってきた。 現在は車椅子での移動を余儀なくされているものの、健常者以上に動き、常に気丈に明るく振る舞う強い女性。 そんな嫁に対しても彼は、家事の手伝いをしない、段差のある場所でも支えてやらないなど、ぞんざいな扱いをしている。 そのような行動に限らず、感情表現すら面倒だと思っており、感謝の言葉の一つも言うことはない。 やはりどう考えても嫁に対する態度ではないのだが、彼が例の研究所に顔を出す理由は一つ。 「謎の船舶事故により失踪した嫁の親族の行方を探る」ためである。 怠惰症の彼が一時期海自に入隊していたのも、実のところは砂浜に力無く倒れ伏す彼女を見ていたからなのかもしれない。 ◆行動―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 基本的にモノへの関心が薄く、面倒事を嫌うが、他人からの口出しに対してもそれは同じ。 他言を回避すべく、普段から最最低限の行動は取るようにしている。 更に団体行動では特に、海自のときの経験もあり、十分に協調性のある行動は取れる。 ただ、先の見えない話し合いや問答を嫌うため、「埒が明かない」と判断した場合には実力を行使する可能性がある。 本人は好んで暴力を振うわけではないので、「暴力以外の迅速な打開策」や「彼の嫁に結び付けた話をする」など、 相応の説得があれば、素直に一旦手を引くだろう。 ◆過去のこと――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 重要エピソードは少年時代の夏休み、寂れた砂浜での出来事だ。 子供の間ではそこは穴場の遊び場らしい。 よくものが流れ着くので、お宝探しにはもってこいなのだ。 あの砂浜を深くまで掘ると大量の人骨が出てくると言われており、それ以外でも人骨が流れ着いたこともあるそうな。 そう、ここは心霊スポットでもあるのだ！ ……という怖い場所であるため、大人は行くなと言うけれど、子供は聞きゃしない。 いいやッ！俺は行くねッ！ ……ところで、少年たちがこの砂浜へ遊びに行く数日前の話。 　　天気予報は大外れの大嵐。 　　その日、この付近で海外の観光客を乗せた船が出港した。 　　客船はその後数年経っても行方知れずということになる。…… さて、今日は砂浜に遊びに行く日。 半ば無理矢理仲間に入れられた大銅少年は少し離れた日陰で休んでいた。 ……と、足が何者かに掴まれる感触があった。 何事かと咄嗟に足元を確認する。 そこにあったのは、白く細い人の腕だ。 多少驚いて振り払うと、その腕は力なくとさっ、と砂上に倒れ動かなくなってしまった。 そろそろ違う遊びを提案しにこちらへ駆け寄る少年らも、尻餅をつくなどして驚いていた。 「や、ヤバいぞ……小さい女の子だ！」 「生きてるか！？」 砂浜に流れ着いた金髪のお宝は少年たちに発見され、その周りの大人の協力によって無事に病院へ送られた。 暫くして少女は目を覚ます。 身体は健康そのものだが、足に力が入らず立つことはままならない。下半身不随のようなものだ。 それに加え異国の少女のようで、日本語が理解できないらしい。 名前を聞くと「ティカ」とだけ口にした。 彼女の親族は未だ行方不明である。 少年たちが頻繁に病院へ赴き日本語を教えた結果、それなりに喋れるようにはなったのだが……。 数年後、彼女がだいぶ日本語にも慣れて来た頃に、彼女の遠い親戚が見つかったらしい。 引き取りに来る目処もたったという。 周りの皆は安堵しながらも寂しげな表情を浮かべた。 ここで一旦お別れとなる…。 そんでなんかこうなんやかんやあってティカは日本に戻ってくるんだ。 感動の再会良かったな！

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